インフルエンサーギフティングとは?実施方法とポイントを解説!

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インフルエンサーギフティングとは?

インフルエンサーギフティングについて

ギフティングとは自社商品をインフルエンサーに提供し、InstagramやTwitterなどのSNSにその商品の使用感などを投稿してユーザー向けに宣伝してもらうマーケティング施策です。ユーザーの身近なインフルエンサーに紹介してもらえるため、従来の企業広告に比べてリアルかつユーザーの関心が高い訴求ができるメリットがあります。また、インフルエンサーにはそれぞれ得意の分野があるため、ターゲット層を絞りやすい点も大きな特徴です。

さらにギフティングには無償・有償の2種類があり、それぞれ得られる効果やメリット・デメリットに違いがあります。自社の状況に最適なギフティング施策が展開できるよう、まずは報酬の有無によるそれぞれの効果の違いや特徴などの基礎知識を押さえておきましょう。

無償ギフティングとは?

無償ギフティングは、インフルエンサーに報酬を支払わずに行うギフティングです。企業にかかるコストは、商品代と送料のみであるため、低コストで行えます。
しかし、無償ギフティングでは基本的にインフルエンサーの投稿内容を指示することができないようになっているため、希望通りのPRができなかったり、投稿が行われなかったりする可能性もあります。また、金銭報酬が無いため、無償ギフティングの承諾率は低く、特に人気インフルエンサーに受けてもらえる可能性はかなり低くなります。

有償ギフティングとは?

有償ギフティングは、インフルエンサーに金銭的な報酬を支払い、インフルエンサーが提供された商品・サービスの紹介を行うギフティングです。固定報酬が発生するためにコストは高くなりますが、人気インフルエンサーにも依頼を受けてもらいやすくなります。また、投稿内容に関して指示ができるため、企業側の希望に合った商品のポイントや特徴などを的確に宣伝することができます。

ただし、希望する内容の投稿をしてもらうために工数が多く掛かったり、コストが掛かる割に効果が出なかったりということもあり得ます。また、あまり細かい指示を出しすぎると広告感が出すぎてしまい、不自然な投稿になってしまう可能性があるのも注意が必要です。

無償ギフティングと有償ギフティングの比較

簡単にまとめてみましたが、どちらを実施していくかはそれぞれのメリットとデメリットを考えた上で決めていきましょう。コストを掛けたくない・なるべく自然な形で投稿してもらいたいなどの場合は無償ギフティングを、投稿内容をある程度決めたい・人気インフルエンサーにPRしてほしいなどの場合は有償ギフティングを実施すると良いでしょう。

 

インフルエンサーギフティング実施までの流れ

ここからは実際にインフルエンサーギフティングを実施していくまでの流れを解説していきます。

インフルエンサーの選定

まずは商品をギフティングする目的をしっかり決めた上で、インフルエンサーを選定することから始めていきます。

事前に決めた目的に沿うインフルエンサーを探すことが重要です。認知度アップが目的なのか、実際に商品の購買に誘導することが目的なのか、それによって選ぶインフルエンサーを決めましょう。普段から依頼する候補のインフルエンサーがどのような投稿を行い、どういったユーザーから支持を得ているのかなどを日頃からチェックしておくと選定がスムーズです。過去の投稿やフォロワー数、フォロワーの性別や年齢層などもチェックしておきましょう。

インフルエンサーへの実施依頼

インフルエンサーを選定したら、ギフティングの依頼分を作成していきます。DMを使って連絡することがメインですが、プロフィールに連絡先が書いてある場合はDMではなくそちらの連絡先に連絡しましょう。

依頼を送信する際は、フランクになりすぎず、必ずビジネスパートナーとしてマナーを守った文章を送るようにしましょう。また、インフルエンサーも日々忙しいので、インフルエンサー側にメリットが少ないとなかなか依頼を受けてくれません。返信に時間が掛かる場合や返信が来ない場合も多いことを理解しておきましょう。

商品の発送

インフルエンサーからの承諾を得られたら、商品の発送先を聞き、発送の手配をしていきます。この時、インフルエンサーの個人情報が漏洩しないよう、細心の注意を払いましょう。発送先を聞く際はDMではなく、アンケートフォームまたは自社のメールフォームを使うのが良いでしょう。

インフルエンサーに投稿してもらう

インフルエンサーに商品が届いたら、実際に使用してもらい、投稿内容を考えてもらいます。投稿に関して認識違いが起きないよう、可能であれば事前にお願いしたい内容をすり合わせておきましょう。商品の特長やその商品への想いなどのアピールポイントは事前にしっかり伝えておくべきです。

無償の場合は特に投稿されるかどうか分からないので、投稿されたかどうかチェックし、なかなか投稿がされない場合はこまめに連絡を取るなどフォローしていくと良いでしょう。

施策の効果測定

インフルエンサーによる投稿が無事完了したら、必ず効果測定を実施します。以下のポイントは必ず押さえておきましょう。

・エンゲージメント数(いいね/コメント/保存  などのユーザーが反応した数)

・投稿に掲載したURLへの遷移率

・投稿前後の売上数の推移

より詳細なデータを入手して分析に役立てたい場合は、セッション数や商品購入数のトラッキングが可能なUTMパラメータ付き商品ページURLを取り入れより正確なデータを手に入れるのもアリです。

データとは別に、インフルエンサーからもフィードバックをもらっておきましょう。実際に使用しての問題点や改善点を直に聞けるチャンスです。また、インフルエンサー同士で繋がっていることも多いため、別のインフルエンサーを紹介してもらえる場合があります。

インフルエンサーギフティングを成功させるポイント

ギフティングを成功させるには、いくつかのポイントが重要になってきます。以下、そのポイントを解説していきます。

インフルエンサーと商品の相性

インフルエンサーにはそれぞれ得意とするジャンルがあります。なので、インフルエンサーと商品の相性というのは非常に重要な要素です。例えば、スポーツ関連の投稿が多いインフルエンサーに、ファッション系のアイテムの投稿をしてもらっても、得意としているジャンルではなく、フォロワーから期待されている投稿ではないため、あまり大きな効果は見込めないでしょう。

そのためにも、過去の投稿履歴などをチェックし、自社商品と相性が良いインフルエンサーなのかどうかはしっかり確認した上で選定しましょう。

インフルエンサーのフォロワーと商品の相性

インフルエンサーのその先にいるフォロワーと商品との相性も、非常に重要な要素です。例えば、20~30代の主婦層をターゲットにしたベビー用品を、20代女性でも10代のフォロワーが多いインフルエンサーに使用してもらっても、あまり効果が見込めないことは分かるかと思います。

ギフティングする商品のターゲットに合った年齢層や性別のフォロワー比率までチェックできれば、より精度高くインフルエンサーを選定することが可能です。

インフルエンサーに商品やPR投稿内容を理解してもらえるか

ギフティングの最大の魅力は、実際に使用した人の生の声をターゲットとなる人々に感じてもらうことなので、その商品に対してインフルエンサーに共感や理解をしてもらい、ポジティブな内容で投稿してもらってフォロワーに魅力を伝えてもらうことが重要です。より自社商品を理解してもらうためにも、その商品の特長や訴求していきたい内容をまとめた資料を用意し、商品と一緒に届けることも一つの手です。

また、自社の意向だけでなく、インフルエンサーの意見も取り入れながら、双方にプラスになるような内容になるようすり合わせていければ、より良いPR投稿内容にしてくれる可能性が高まります。

インフルエンサーギフティング実施時の注意点

正しく行えれば優れたマーケティング施策になるインフルエンサーギフティングですが、当然ながら気を付けなければいけない注意点もいくつかあります。重要なポイントになるものを解説していきます。

施策の効果測定を行う

どの施策にも言えることですが、「施策を実施しただけ」では、その施策自体に効果があったのかどうかが分かりません。インフルエンサーギフティング実施までの流れでも述べた通り、データによる効果測定を行うことで、今後のマーケティング活動に活かしていくことができます。無償ギフティングであっても、あらかじめ指標を設定した上で定量的に分析し、振り返りができるようにしておきましょう。

SNS媒体別の利用規約やガイドラインを遵守する

実際にPRの投稿を行う際は、各SNS媒体の利用規約やガイドラインを守る必要があります。Twitter/Instagram/Tiktok/Youtubeなどの各媒体で利用規約やガイドラインは異なるので、それぞれのルールを必ず確認しておきましょう。各媒体のルールに反すると、アカウント削除などの最悪の結果を招いてしまう可能性があります。

各SNS媒体のガイドラインは頻繁に改正も行われるため、インフルエンサーギフティングを行う際は毎回新しい情報を把握しておくようにしましょう。

ステルスマーケティングを防ぐ

近年、ステルスマーケティング(通称ステマ)に敏感な消費者が増えています。ステマは景品表示法違反となる恐れもある他、ステマの疑いで炎上するとインフルエンサーとブランドイメージの両方への大きなダメージが避けられないため、注意が必要です。

無償ギフティングであっても、「PR」や「提供」「sponsored」のハッシュタグを付けることは徹底しましょう。その他、上記したように各SNS媒体の利用規約やガイドラインがあるので、そちらに沿った形で投稿しましょう。

投稿の義務化や投稿内容の指定をしない

インフルエンサーギフティングは、特に無償ギフティングではあくまで「商品レビュー」を期待する施策になります。コンテンツについて指定したり、強く言及しすぎたりすると、インフルエンサーからのイメージが悪化してしまい、投稿内容もネガティブなものに、、なんてことにもなりかねません。

有償ギフティングの場合は契約の内容に沿いながら話を進めていく、無償ギフティングの場合は投稿を義務化しないようコミュニケーションをとっていく、といったことが求められます。

まとめ

ひと口にインフルエンサーギフティングと言っても、無償と有償で全然違いますし、意識すべきポイントも沢山あることが分かりましたね。

しっかりポイントを押さえて正しく運用できれば有効なマーケティング施策なので、新商品を売り込みたい!注力商品をさらに売り込んでいきたい!といった際には、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

ECにおけるインフルエンサーの活用については、下記記事でも解説しているので合わせて参考にしてください。

https://proteinum.co.jp/blog/uncategorized/ec%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%95%e3%83%ab%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%81%ae%e6%b4%bb%e7%94%a8%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%81%ab%e3%81%a4

Writer渡邊 嵩大

株式会社Proteinum 取締役

楽天市場に入社し、広告企画販促部で広告の企画および販促を担当。コンサル会社に転職後、大手通信事業者の新規事業(EC)の立ち上げ、大手化粧品メーカーのブランド戦略、外資系生保の営業戦略などに携わる。あるときECの可能性を再確認し、プロテーナムに参画。ECの上流設計をメインにしつつ、D2C事業にも携わる。ベンチプレス120kgを目指し、日々自分の限界に挑んでいる。

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