【BASEの使い方】出店方法から便利ツールまで徹底解説!
本記事を閲覧頂きありがとうございます。 我々はECにおける総合的な売上向上サービスを展開しています。 楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。
この記事では、初めてネットショップを開設する方に向けて、BASEでの出店方法とショップのカスタマイズ方法、運営に役立つ便利機能など、BASEの使い方をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
Contents
BASEとは何か
BASEでは費用や工数をかけずに、ネットショップを作成できます。
年会費も月額料金も不要で、費用が発生するのは商品が売れたときのみです。
そのため、売れる確信が持てないけれど挑戦してみたい場合にも有効です。
また無料にも関わらず、出店に費用がかかるECモールに引けを取らない機能があり、クレジットカード決済の審査も、VISAとマスターカードに関しては申請後すぐに利用できます。
管理画面も直感的な操作で利用できるため、Web技術に自信がなくても使えます。
BASE利用にかかる費用
BASEの料金プラン
BASEは2つのプランがあります。
①スタンダードプラン:決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%
②グロースプラン:決済手数料2.9%+月額サービス利用料5,980円
利用できる機能はどちらも同じです。
最も費用が安いのはスタンダードプランですが、月商17万円を超える店舗の場合はグロースプランの方が手数料を抑えられます。
その他BASEでかかる費用
スタンダードプランでかかる細かい費用を見てみます。
・売り上げ手数料:注文の合計金額(商品代金+送料)の3%
・BASEかんたん決済利用料:注文の合計金額(商品代金+送料)の3.6%+40円
・振込・振込手数料:一律250円
・事務手数料:振込申請額が2万円未満の場合は500円/振込申請額が2万円以上の場合は0円
ショップの売上金は一時的にBASEが預かり、売上を引き出すために「振込申請」という手続きをします。
手数料が10%ほどかかることもあるフリマアプリに比べると、BASEは費用を抑えやすいです。
売上金を振り込んでもらうときに、一律で250円の費用が発生しますが、2万円以上の振込であれば「事務手数料」はかからないので、なるべく2万円以上で振込申請をしましょう。
BASEで出店する際に気を付けること
集客に工夫が必要
ECモールの中でもBASEは出店にコストがかからないので競合が多く、出店するだけで顧客が獲得できるわけではありません。検索流入のためのSEO対策など工夫することが大切です。
BASEで販売できない商品もある
BASEは有形商品に向いています。無形商品も販売できますが、券や領収証などの証明となる資料の送付が必要です。また、金融系情報商材や、寄付は登録できません。さらに、許可申請を通過しないとアンティーク小物や古着など中古品の販売ができません。
ECを本格的に行いたい場合は物足りないことも
BASEの料金体系は、売上金額から一定の率でサービス料を支払うので、売り上げが上がっているほど利用料がかかります。
ECに力を入れたい場合にはおすすめしません。
BASE 使い方-出店する手順
BASEの出店方法を解説していきます。
1.ショップのアカウントを作る
まずはBASE登録画面からアカウントを作成します。
以下を入力したら、作成完了です。
①メールアドレス
BASEや顧客からの連絡を受けとるメールアドレスです。BASE運営用にメールアドレスを作成しても良いです
②パスワード
BASEにログインする際のパスワードです。登録後に変更可能です。
③ショップURL
下記テンプレに合わせてURLを作成します。
https://〇〇〇(任意の文字列).△△△.△△ (使用したいドメインを選択)
ショップ名を組み込んだり、お店の内容がイメージできる名前にすると効果的です。
2.メールアドレスを認証する
入力したアドレスに「noreply@thebase.in」のアドレスから、「【BASE】新規登録のお知らせ」というタイトルのメールが届きます。
記載されている「メールアドレス認証してはじめる」をクリックしましょう。
3.認証番号の入力
メールアドレス認証後の初回ログイン時、登録したメールアドレスに認証番号が届きます。認証番号を確認後、ログイン画面に入力してください。
4.ショップ設定
ログイン後、運営に関する情報の入力画面に移動しますので、左側のメニュー項目をそれぞれ記入していきましょう。このメニューは後からでも記入できますので、不明な点以外はわかる範囲で記載しましょう。
ログイン画面はこちら。
運営に関する情報
・区分(個人/法人)
・事業者氏名
・事業者所在地
・事業者の電話番号
・営業時間と定休日
・販売価格について
・代金の支払い方法と時期
・商品と納期
・返品についての事項
入力が終わったら「保存する」をクリックして次に進みましょう。
決済方法
導入する決済方法にチェックを入れ、明細書に記載する店舗名や個人情報などを記入します。
どの決済方法でも決済手数料は同じなので、より多くの決済方法にチェックを入れると良いです。
申請のために記入した情報は、サイト上に公開されません。
プラン
デフォルトではスタンダードプランになっています。グロースプランを希望の場合はグロースプランを選択しましょう。
5.商品登録
情報入力ができたら、商品をショップに登録します。
BASEのホーム画面や上部のメニューから、商品登録ページを開きます。
商品情報を記入
商品画像や説明・価格の入力をしていきます。
商品画像はメインで表示したい画像を一番左側に設定します。
在庫数の欄の「種類を追加する」では、サイズやカラーごとに在庫設定ができます。
商品の公開後は、ショップから商品を削除したり非公開にすることができます。
6.ショップページのデザインのテーマを選ぶ
BASEの強みのうちの一つが、サイトデザイン機能です。
HTMLやCSSが使えない人でも、サイトデザインをカスタマイズできます。
・テーマ
無料で17種類のデザインが使えます。また、「デザインマーケット」では、有料デザインを買えます。
・パーツ
画像や文字、SNSのバナーや送料説明を編集できます。
・ショップロゴ
ショップのロゴを編集できます。画像をアップロードしたり、アプリで作成したロゴを使用することもできます。
7.ショップページを公開
商品登録とショップページのデザインが完了したら、ショップを公開します。
メニューの「ショップ設定」から、「ショップ情報」をクリックします。
「ショップ公開状況」を「公開」にして、「保存する」ボタンを押すとショップが公開されます。
BASE 使い方-その他BASEの機能
販売状況の管理
BASEと連携すると、ショップのフォロワーにプッシュ通知を送れるアプリがあります。
セール予告やクーポンの通知を送りましょう。
また、SNSの投稿やアカウントのリンクも送れます。
データ分析が可能
注文に関する分析結果や、web閲覧についてのデータを確認できる機能があります。
必要な情報を確認し、ショップの強みや力を入れるべき点を分析できます。
また、ネットショップ初心者でも理解できるような集客施策を検討するための情報が載っているので、活用した方が良いです。
BASE 使い方-BASEショップ運営に便利なアプリ
BASEではアプリを使ってネットショップの機能を増やします。種類が豊富で、ほとんどは無料で使えます。アプリのインストール後は自動的にショップに使えるようになります。
メニューのAPPから上部の「キーワード」に入力すると簡単に探すことができます。
今回は、初心者でも使いやすいアプリをご紹介します。
1.ショップ/商品のルール設定アプリ
・CSV商品管理
商品数が増えてきて管理を効率化したいという方や、ショップ運営を複数人で行う場合におすすめです。
CSV商品管理を使うと、手動で一つずつ商品登録と編集を行うのではなく、商品の一括登録と更新ができます。
・BASE Creator
BASEの店舗の開設や管理をスマホで行えるようになります。
これを使えば、BASEの店舗の開設や管理を簡単にスマートフォン(iPhone・Android)でできるようになります。
例)ショップに商品画像をアップロード、決済方法の追加など
その他に、商品が売れたときにスマホに通知が届き、リアルタイムで注文情報を確認できます。
2.集客・売上向上アプリ
売上向上のための施策の幅を広げるアプリがあります。
・レビュー
ECサイトの強みであるレビュー機能を追加できます。
レビューはショップの信頼に直結しますので、必ずインストールすることをおすすめします。
・Instagram販売
BASEとインスタグラムを連携して、インスタから商品販売ページへリンクさせます。
BASEは有形商品に特化していると言えますが、有形商品の商品の宣伝に最も適しているインスタグラムを集客施策に活用できるようになるのでぜひ入れておきたいアプリです。
3.課題分析アプリ
ショップの運営を拡大させる上で重要です。
・Google Analytics設定
ショップの訪問者の行動を分析し、集客施策を立てやすくなります。
4.商品発送アプリ
・送料詳細アプリ
送料を地域ごとに細かく設定できます。
一つの商品に対して複数の送料を設定したり、地域一律の送料を設けたり、国別で送料を設定したりできます。
国内発送に関しては、一定の購入金額以上で送料を無料にすることも可能です。
配送先が全国であったり、海外対応視野に入れているという方は入れておくと良いでしょう。
・納品書ダウンロードアプリ
ワンクリックで注文情報合った納品書データを抽出できます。
納品書データはメールで送付したり、印刷して商品に同梱して活用できます。
発送する商品が増えると出荷対応に工数がかかりますので、ある程度ショップが成長したら入れておきたいアプリです。
5.在庫管理アプリ
・カテゴリ管理アプリ
ネットショップ上の商品にカテゴリ機能を追加します。
[大カテゴリ]・[中カテゴリ]・[小カテゴリ]の3階層を設定できるようになるため、商品を細かく分類できます。
例えば、アパレルのショップでは大カテゴリにトップス・ボトムス・アウターと設定し、中カテゴリ・小カテゴリで更にアイテムを分類すればネットショップを見やすくできます。
・ラベルアプリ
「SALE」「NEW」などのラベルを表示できます。
全240パターンから用途に合ったラベルを選べる他、自分で作成したオリジナル画像を使うこともできます。特定の商品の売り上げを強化したいときに良いです。
6.仕入れに関するアプリ
・THE 直行便
海外の輸入サイトと連携できます。
海外のECサイトの商品情報を、自社ショップの管理画面に自動で取り込みます。
海外からの輸入商品が中心のショップを運営されている方にお勧めです。
・スーパーデリバリー
「スーパーデリバリー」というサイトから仕入れた商品の情報を画像も含めてBASEに自動で取り込めます。
BASEショップの成功事例
BASEで「おすすめのショップ」として表示されている例をご紹介します。
・「笠原製菓」の煎餅ブランド「センベイブラザーズ」
・櫛をベースにした木の小物ショップ「工房ふるかわや」
・オーガニックコットンの生地を草木染めした布製品「ソメヤスズキ」
まとめ
BASEでは、簡単にショップを開設することができます。集客やリピーター作りに工夫が必要ですが、アプリやインスタの活用でカバーすることができます。初期費用や月額費用がなく、専門知識がなくても操作できるため、ぜひBASEに登録してネットショップを開設してみてください。
BASE以外のECサイト作成システムについては、下記記事で解説しているので読んでみてください。
株式会社Proteinum 代表取締役