Yahoo!ショッピングの優良配送設定方法とメリットを解説
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Yahoo!ショッピングの優良配送とは
2020年12月からYahoo!ショッピングで始まった、配送品質を向上するための取り組みです。モールで定める基準をクリアしたストアが「優良配送」の認定を受け、検索結果や商品ページに専用のアイコンが表示されます。また、2021年11月30日から終了日未定で優良配送の対象商品は検索順位が優遇される仕様になっています。
優良配送に認定されるための条件
認定されることで、かなり大きなメリット(後述)を得られることが2022年4月2日時点で分かっている優良配送ですが、どうすれば認定を受けられるか確認していきましょう。
出荷遅延率が5%未満
「出荷遅延率=遅延の対象となる注文数÷全注文数」です。
遅延の対象となってしまう条件は以下の3パターンです。
- お届け指定日より出荷日が遅れる
- 「きょうつく」「あすつく」の設定をしている注文が注文日から2日以上経過して出荷される
- 複数商品を注文された際、注文内の最も遅い発送予定日より出荷日が遅れる
出荷遅延率の確認場所はストアクリエイターProの「評価」タブをクリックし、「ストアパフォーマンス」の「配送・発送」の項目内にあります。
ユーザーに表示される「最短お届け日」が「注文日+2日以内」
最短お届け日は「発送日情報設定」で設定した日数と「配送所要日数」で設定した日数を合算した日数が注文日+2日以内にする必要があります。
「発送日情報設定」はストアクリエイターProの「ストア構築」タブ>「カート設定」>「お届け情報設定」から確認できます。
「発送日情報設定」が3以上になっている場合、注文から発送まで3日以上かかることになるため、優良配送の対象からは外れてしまいます。
「配送所要日数」はストアクリエイターProの「ストア構築」>「カート設定」>「配送方法、送料設定」の流れで設定できます。
「配送方法、配送スケジュール、送料」の欄にある「配送スケジュール」内の編集から最短お届け日を設定します。
検索結果や商品ページなどユーザー側から見えるお届け日は、ストアで設定した「発送日」+「配送所要日数」から「ストア休業日」と「ページを見ているユーザーの住所から算出される配送日数」を差し引いた結果が表示されます。
「優良配送」のアイコンが表示されるには「ストア休業日」と「ページを見ているユーザーの住所から算出される配送日数」が加味されます。休業日を加味すると「注文日+2日以内」のお届けにならない場合、「優良配送」のアイコンが表示されません。
「ページを見ているユーザーの住所から算出される配送日数」についても同様に、注文日+1日で発送していることを前提とした場合、関東近郊であれば発送日+1日で着荷できればアイコンが表示されますが、沖縄や離島のような発送から2日以上経過してしまうエリアについてはアイコンが表示されません。
優良配送が表示されるよう設定するメリット
配送品質を向上するために、ヤフー側で優遇される設定がされています
検索結果の上位に表示される可能性が高くなる
優良配送の対象商品は検索結果の上位に表示されやすくなることをYahoo!ショッピングとして公式に発表しています。事実弊社のクライアントは、優良配送店舗に認定されることで検索順位が大きく上がっています。
他店舗同一商品ページに「配送日比較」、「条件比較」として表示される
同一JANコードの商品が販売されている場合、商品ページ内の上部と中部「条件比較」のに優良配送対象の商品が表示されます。この機能により、他の店舗から配送スピードを優先するユーザーを獲得しやすくなります。
検索の絞り込み対象となる
Yahoo!ショッピングでは、検索窓に「優良配送」のチェック欄が設置されています。ユーザーは簡単に優良配送対象の商品のみを検索することができるため、優良配送対象商品はより多くの集客を実現できる可能性が高いです。
最後に
優良配送の設定について紹介してきましたが、いかがでしょうか?確実にメリットがあり、かつメリットが大きい珍しい施策になるので、優良配送設定が可能であれば、必ず設定するようにしましょう。
この記事が参考になれば幸いです。
Yahoo!ショッピングの優良配送については、合わせてこちらも参考にしてください。
株式会社Proteinum 取締役