楽天のバナー制作の流れと、売れる店舗が実践しているポイントを徹底解説!

楽天のバナー制作の流れと、売れる店舗が実践しているポイントを徹底解説!

楽天市場出身者が創業し、支援実績1,000社以上・広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が、長年の運営経験にもとづいて 「楽天のバナー制作の流れ」と「売れている店舗が共通して実践しているポイント」 を徹底解説します。

【前提】この記事でわかることは何?

このページでは、こんな疑問に答えます。

  • 「楽天のバナーって何から作り始めればいいの?」
  • 「Photoshopは必要?サイズや比率はどうすべき?」
  • 「売れている店舗のバナーと、そうでない店舗の違いは?」
  • 「デザイン経験がなくても、最低限押さえるべきポイントは?」

対象読者

  • 楽天市場の店舗運営担当者
  • 自社でバナーを内製したいEC担当者
  • デザイナーに依頼する前にポイントを整理しておきたい方
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Contents

【結論】楽天バナー制作で最も重要なポイントは何?

楽天で売れるバナーは センスではなく構造で作れます。特に重要なのは次の3点です。

楽天バナー制作の最重要ポイント

要素内容なぜ重要か?売れる店舗の実践例
① 目的・ターゲットの明確化誰に・何を・どう行動してほしいかを定義バナー=“行動を促す広告”のため、目的が曖昧だとCTRが上がらない新規向けに「初回限定クーポン」、リピーター向けに「ポイント○倍」を出し分け
② 楽天の表示環境に最適化(スマホ前提)表示サイズ2倍(Retina対応)、スマホで読める文字量とサイズ楽天の7〜8割はスマホ閲覧。PC基準のバナーは読まれず無視されるメイン文字40px以上、色のコントラストを強く、余白を十分確保
③ 一瞬で伝わる“情報整理”情報は3つ以内(メイン・サブ・補足)に絞るバナーは「読まれない」。視認性が低いとCTRが落ちる“ポイント10倍”“期間”“ボタン導線”で構成したシンプルなバナー

各要素の詳細は以下の通りです。

① 「目的」と「ターゲット」を先に明確にする

どんなにデザインが綺麗でも、目的とターゲットが曖昧だと“見られて終わるバナー”になります。
売れる店舗は必ず「誰に、何を、どう動いてほしいか」を先に決めています。

  • 新規向け → クーポン訴求
  • リピーター向け → ポイント倍率訴求
  • 高単価向け → ブランド世界観をメインに

② 楽天の表示環境(スマホ前提)で作る

楽天の閲覧の7〜8割はスマホです。
PCで綺麗に見えるバナーでも、スマホでは「文字が潰れて読めない」ケースが非常に多いです。

③ 一瞬で読める“情報整理”を徹底する

バナーは「視認性」が命です。
ユーザーはバナーを読まないので、“見ただけで理解できる” 必要があります。

ここからはより詳細なバナー制作のポイントをご紹介します。

なぜ楽天では「バナー」が最重要なのか?

楽天市場には数億点の商品が存在します。その中で自店舗の商品を選んでもらうためには、バナーの役割を正しく理解する必要があります。

バナーが重要である理由は、主に以下の3点です。

  1. 「店舗への入り口」だから 素晴らしい商品ページを作っても、入り口であるバナー(検索結果のサムネイルや広告画像)が魅力的でなければ、お客様は一生たどり着きません。
  2. 視覚情報のスピード 人間は文字よりも画像情報のほうが処理速度が速く、直感的に「欲しい」「自分に必要だ」と思わせることができます。
  3. クリック率(CTR)への影響 バナーのデザインやキャッチコピーを改善するだけで、クリック率が2倍、3倍になることは珍しくありません。CTRが上がれば、楽天SEO(検索順位)にも良い影響を与えます。

バナーは主に上記3つの目的を果たしており、売れる店舗づくりには必須の要素となっています。

楽天バナー制作で売れる店舗が押さえているポイントとは?

売れている店舗は、以下の5つのポイントを徹底しています。
これはデザインスキルではなく「思考の型」です。

1. バナーの役割とゴールを決めている

  • 誘導目的(どのページに遷移させたいか)
  • 訴求内容(価格訴求/ブランド訴求/機能訴求)
  • クリック後のユーザー体験(CVRの高いページに飛ばす)

2. 伝える情報を“3つ以内”に絞っている

情報を詰め込むほど、バナーのパワーは落ちます。
売れる店舗は「大・中・小」の優先度を明確化しています。

  • 【大】ポイント10倍
  • 【中】3/1〜3/5
  • 【小】エントリー+3,000円以上購入で適用

3. 文字サイズ・余白・整列を徹底

視認性を上げるためには、装飾よりも 余白・文字サイズ・整列 の方が重要です。

4. スマホ表示を最優先で考えている

文字が潰れないか?
背景と文字のコントラストがあるか?
スマホの画面上で読みやすいか?
売れている店舗は必ず実機確認をしています。

5. 定期更新(最低1回/月)している

更新頻度が高い店舗ほど、店舗評価・クリック率が改善しやすくなります。
「古い情報のまま放置してあるバナー」は悪影響しか与えません。

クリックされる「売れるバナー」の4原則

「なんとなくカッコいいから」という理由で作られたバナーは売れません。 成果を出している店舗のバナーには、共通して守られている「デザインの4原則」があります。

1. ターゲットが自分事化できる(誰に)

「30代女性へ」といった広い括りではなく、「忙しいママへ」「在宅ワークで腰が痛い人へ」など、ターゲットを具体的にイメージさせ、「これは私のことだ」と思わせる必要があります。

2. ベネフィットが明確(何を)

商品のスペック(機能)ではなく、**「それを使うとどうなるか(悩み解決、快感、体験)」**を伝えます。

  • ×:ビタミンC配合の化粧水
  • ○:翌朝、鏡を見るのが楽しみに。透明感あふれる肌へ

3. 限定性・緊急性がある(いつ)

お客様は常に「買わない理由」を探しています。「今クリックすべき理由」を提示しましょう。

  • 「期間限定」「数量限定」「ポイント5倍」「明日まで」

4. 視認性が高い(見やすさ)

スマホの小さな画面でスクロールしながら見られることを前提にします。 文字と背景のコントラストをはっきりさせ、パッと見で内容が入ってくるデザインが必要です。

【比較】売れないバナー vs 売れるバナー

売れるバナーと売れないバナーのそれぞれの特徴を以下の通りまとめました。

比較項目売れないバナーの特徴(NG)売れるバナーの特徴(OK)
文字・フォント細い英語フォントでおしゃれ重視太めのゴシック体で可読性重視
配色背景と同化して文字が読めない白抜きや文字枠を使いコントラストが明確
情報量「新発売」など情報が少ない「期間限定」「50%OFF」などフックがある
主役何の商品か分かりにくい商品写真が大きく、一目で何かわかる

売れないバナーの特徴を参考に、既存のバナーの見直しと新規作成バナーのチェックを行ってみてください。

売れている楽天バナーの具体例は?

ここでは具体例を挙げながら、どこが良くてどこが改善ポイントなのかを解説します。

セールバナーの例

NG例

  • 情報が詰まって読めない
  • 何が安いのか不明
  • スマホで潰れる細かい文字が多い

良い例

  • 「ポイント10倍」などメイン訴求が大きい
  • 日付はアイコン形式で視認性UP
  • ボタン導線(詳しくはこちら)が明確
  • 背景と文字のコントラストがはっきりしている

ブランド訴求バナーの例

NG例

  • 画像は綺麗だが訴求内容が弱い
  • ベネフィットが伝わらない

良い例

  • 「職人仕上げ」「10年保証」など価値を短い言葉で訴求
  • 世界観の統一感がある
  • テキスト少なめで写真を主役に

上記の内容を表にまとめると以下の通りです。

バナーの種類NG例(ここがダメ)良い例(ここが売れるポイント)
セールバナー (イベント・SALE用)・情報が詰まって読めない
・何が安いのか不明
・スマホで潰れる細かい文字が多い
・「ポイント10倍」などメイン訴求が大きい
・日付はアイコン形式で視認性UP
・ボタン導線(詳しくはこちら)が明確
・背景と文字のコントラストがはっきりしている
ブランドバナー (商品魅力・世界観用)・画像は綺麗だが訴求内容が弱い
・ベネフィットが伝わらない
・「職人仕上げ」「10年保証」など価値を短い言葉で訴求
・世界観の統一感がある
・テキスト少なめで写真を主役に

楽天バナー制作の5ステップ【初心者必見】

ここからは、実際にバナーを作る手順を具体的に解説します。 いきなりデザインソフトを開くのではなく、この手順通りに進めることで、手戻りを防ぎクオリティの高いバナーが完成します。

ステップ1:目的・ターゲット・遷移先を決める(設計)

バナー制作で最も重要なのは「誰に、何をさせて、どこへ連れて行くか」を決めることです。ここがブレていると、誰にも刺さらないバナーになります。

制作前に以下の項目を明確にしましょう。

  • ターゲット: 新規客か? リピーターか?(例:30代の忙しい主婦)
  • 目的: セールの告知か? 新商品の紹介か? ブランドイメージの向上か?
  • 遷移先: 商品ページか? 特集ページ(GOLD)か? クーポン取得画面か?

ポイント: ターゲットが変われば、使う言葉も色使いも全く変わります。まずは「たった一人のペルソナ」に向けて作る意識を持ちましょう。

ステップ2:情報の洗い出しと「優先順位」の決定

入れたい情報をすべて並べ、「絶対に目立たせるもの」と「小さくてもいいもの」を分けます。これをしないと、ごちゃごちゃして何も伝わらないバナーになります。

以下の表を参考に、情報のランク付けを行いましょう。

優先度内容の例デザインの方針
【高】一番の強み・ベネフィット一番大きく配置。赤字や太文字で強調。
(例:50%OFF、ポイント10倍、送料無料)
【中】商品名・期間・画像視認できるサイズで配置。
(例:お買い物マラソン期間中、商品写真)
【低】補足情報・装飾隙間に小さく入れる、または削る。
(例:※一部対象外、詳細はこちら)

重要: 迷ったら「情報を捨てる」勇気が大切です。スマホで見られるバナーは、情報は少なければ少ないほど伝わります。

ステップ3:構図(ラフ)を手書きで決める

パソコン作業の前に、紙とペンで「配置図(ラフ)」を描きます。 楽天バナーでよく使われる「鉄板の構図」は以下の3パターンです。

  1. 左右分割型: 左に「商品画像」、右に「キャッチコピーと価格」。最もオーソドックスでバランスが良い。
  2. サンドイッチ型: 上に「キャッチコピー」、中央に「商品」、下に「ボタン(CTA)」。縦長のスマホ画面で見やすい。
  3. 全面画像型: 背景全体に「商品イメージ」を敷き、その上に文字を載せる。ブランド訴求向け。

パソコンでサクッと作れる場合はそれでもかまいません。実際に制作に入る前にラフ案を作成しておくことが非常に重要です。

ステップ4:デザインツールで制作する

構成が決まったら、ツールを使って制作に入ります。 ノンデザイナーの方は Canva がおすすめですが、Photoshop などでも基本ルールは同じです。

素人っぽさを消す「デザイン4つの鉄則」

  • 色数は3色まで: ベース色、メイン色、アクセント色の3色に絞るとまとまります。
  • 余白(マージン)を取る: 文字を画像のギリギリまで配置せず、上下左右に余白を作ります。これだけでプロっぽくなります。
  • 文字サイズにメリハリを: 「50%OFF」は特大、「期間」は中、「補足」は小。中途半端なサイズ差はNGです。
  • レイヤーを分ける: 文字、画像、背景は別々のレイヤーで管理し、後で修正しやすくします。

ステップ5:最終チェックとスマホ表示確認

完成したら、以下の基準でセルフチェックを行います。特に「スマホ実機」での確認は必須です。

公開前チェックリスト

  • 「3秒」で意味が伝わるか?(パッと見でメリットが分かるか)
  • 文字が小さすぎないか?(スマホの小さな画面で潰れていないか)
  • 重要な情報が隠れていないか?(楽天アプリのアイコン等と被っていないか)
  • 規約違反はないか?(「世界一」「No.1」などの根拠のない最大級表現や、著作権違反がないか)

楽天バナー制作についてよくある質問(FAQ)

Q1:楽天バナーの最適サイズは?

掲載場所によって異なりますが、基本は 600×250px前後
制作時は 2倍の1200×500px で作るのが鉄則です。

Q2:どのツールを使うのが一番効率的?

  • 本格制作:Photoshop
  • 手軽に作りたい:Canva
  • 無料でPSD編集:Photopea

目的とスキルで選択してください。

Q3:文字はどの大きさがベスト?

スマホ基準で、

  • メイン:30〜40pt
  • サブ:20〜28pt
  • 補足:18pt以上
    を目安に。

Q4:写真素材はどう用意すれば?

  • 自社で撮影(最も効果的)
  • 素材サイト(paid / free)
  • メイン画像を切り抜く

品質の低い写真はCTRを確実に下げます。

まとめ:楽天バナー制作は「センス」ではなく「ロジック」が9割

もしあなたが「デザインセンスがないから売れるバナーが作れない」と悩んでいるなら、その考えは今日で捨ててください。

楽天市場で成果を出すバナーに必要なのは、芸術的なセンスではなく、「お客様を行動させるための正しいロジック(設計)」です。

【再確認】売れるバナーを作る5つの鉄則

明日からの制作で、以下の5点だけは必ず守ってください。これだけでクリック率は劇的に改善します。

  1. 「誰に・何を・どうしてほしいか」を先に決める(設計ファースト)。
  2. 情報は「3つ」に絞る(メイン訴求・サブ情報・補足)。
  3. 「スマホ」で見えるかどうかを最優先基準にする。
  4. 文字サイズと余白で「読みやすさ」を作る(装飾より重要)。
  5. 定期的に更新し、情報の鮮度を保つ。

まず今日から始める「ネクストアクション」

記事を読み終えたら、まずは以下のステップで自店舗のバナーを見直してみましょう。

  • STEP1: 自分の店舗を「スマホ」で開き、バナーの文字が読めるか確認する。
  • STEP2: クリックされていない古いバナーがないか棚卸しをする。
  • STEP3: 次のセールに向けて、記事内の手順通りに「構成案(ラフ)」を手書きで書いてみる。

正しい手順で設計すれば、誰でも必ず「売上に繋がるバナー」は作れます。まずは1枚、ロジックに基づいたバナーを作ってみてください。

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Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

慶応義塾大学を卒業後、楽天グループ株式会社に入社。ECコンサルタントとして、ショップオブザイヤー受賞店舗を含むのべ700店舗以上を支援。その後、小売業を中心に経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、EC戦略策定・実行支援など)し、株式会社Proteinum(プロテーナム)を創業。
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。

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