【TikTok】著作権違反になるケースとは?違反にならないための正しい運用方法から、音源の利用方法まで徹底解説!

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近年、TikTokをはじめとした動画共有アプリの利用者が急増しています。
しかしその一方で、著作権に関するトラブルも増加中。この記事では、TikTokにおける著作権違反の定義や罰則、実際の事例、そして違反を回避する方法についてわかりやすく徹底解説していきます!

1.著作権違反の定義とは?

1-1.著作権違反の定義(法的には)

著作権違反とは、著作物に関する著作権者の権利を、許可なく使用する行為を指します。著作権法では、著作物のコピーや公開、配信などを無断で行うことを禁止しています。

1-2.具体例でわかる著作権違反の行為

たとえば次のような行為が該当します:

  • 人気アーティストの楽曲を無断で使用した動画の投稿
  • テレビ番組やアニメの一部を切り取ってTikTokにアップ
  • 他人が制作した動画を自分のコンテンツとして投稿

1-3.ポイント:著作権侵害は「無断利用」で成立

営利目的かどうかは関係ありません。
 趣味であっても、許可がなければ著作権侵害になります。

「一部だけ使った」「加工した」も基本NG。
 短時間の映像や音楽の使用でも、著作権侵害になるケースが多数あります。

1-4.著作権者が持つ主な権利(抜粋)

  • 複製権:コピーを作る権利
  • 上映権・演奏権:公に見せたり聴かせたりする権利
  • 公衆送信権:インターネット上で公開する権利
  • 翻案権:内容を編集・加工する権利

1-5.著作権違反をしてしまった場合の罰則

著作権違反をすると、次のようなリスクが発生します:

  • 民事責任(損害賠償の請求)
  • 刑事責任(10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金)
  • 動画の削除やアカウントの停止などの制裁

2.TikTokで著作権に違反した場合の罰則

2-1. 動画の削除

著作権を侵害していると判断された動画は、TikTok運営によって削除されます。削除された動画の「いいね」や「コメント」も同時に失われます。削除理由は通知されますが、異議申し立てが認められない限り、動画の復元はできません。

2-2. アカウントの停止・削除

著作権侵害を繰り返すと、アカウントが一時停止または永久停止される可能性があります。TikTokでは、同一IPアドレスで著作権侵害の違反宣告が3回になると、アカウントが永久に削除されます。また、悪質な場合には、TikTokや関連サービスでの新規アカウントの開設が拒否されることもあります

2-3. シャドウバン(表示制限)

著作権侵害と判断されると、シャドウバンと呼ばれる措置が取られることがあります。これは、投稿した動画が「おすすめ」欄に表示されなくなるなど、他のユーザーから見えにくくなる状態です。通知がないため気づきにくく、再生回数や「いいね」が急激に減少することで判明することがあります。

2-4. 法的責任の追及

著作権侵害は、民事・刑事・行政上の責任を問われる可能性があります。民事では損害賠償請求、刑事では「10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、またはその併科」が科されることがあります。法人の場合は、3億円以下の罰金が科される可能性もあります。

2-5. 異議申し立てと対応策

誤って著作権侵害と判断された場合、TikTokアプリ内や異議申し立て通知フォームから異議申し立てを行うことができます。ただし、「知らなかった」「他のユーザーも投稿している」などの理由は通常認められません。著作権で保護されたコンテンツを使用する際は、事前に許可を得るか、フリー素材を利用することが推奨されます。

著作権侵害は、アカウントの停止だけでなく、法的なリスクも伴います。TikTokを安全に利用するためには、著作権に関するルールを理解し、適切なコンテンツの使用を心がけましょう。

3.TikTokで著作権違反になる具体的な3つの事例

3-1. 無断で市販の音楽を使用する

例: 有名アーティストの楽曲(例:米津玄師やBTSなど)を自分の動画のBGMとして使用する。

  • TikTokには一部ライセンス済みの音楽もありますが、個人が別のアプリなどで勝手に音源を追加して投稿する行為は著作権侵害に該当します。
  • 特に商業利用(広告収益を得ているなど)の場合はリスクが高くなります。

3-2. テレビ番組・アニメ・映画の映像や音声を転載する

例: アニメの名シーンを録画して投稿したり、映画の一部を編集して「感動のラスト5分」などとしてシェアする。

  • たとえ短い時間でも、無断転載は著作権侵害です。
  • 「これは宣伝になるからOK」と誤解する人もいますが、著作権者の許可なしに使用することは違法です。

3-3. 他人のTikTok動画をそのまま再投稿(転載)する

例: 人気TikTokerの動画を保存して自分のアカウントで再アップロードする。

  • TikTok内でもクリエイターの動画は著作物とみなされます。
  • 再投稿(リポスト)機能を使わずにダウンロード・再アップする行為は不正コピーとされ、アカウント停止のリスクもあります。

4.TikTokで著作権に引っかからない5つの方法

4-1. TikTok内の公式音源を使う

TikTokには「商用利用可」や「公式マーク付き」の音源が用意されています。これらはTikTokがライセンス契約を結んでいるため、利用が認められています。

  • 「TikTok音源ライブラリ(Commercial Sounds)」を使用しましょう。
  • 特に企業アカウントや収益化を目的とする場合は「商用利用可能」マークを確認。

4-2. 著作権フリー・ロイヤリティフリーの音楽や素材を使う

無料・有料問わず、著作権フリー音源や素材を使うことで、権利問題を回避できます。

  • 使用OKなサイト例:
    • DOVA-SYNDROME(日本語フリー音楽)
    • Bensound、Epidemic Sound(英語圏)
    • Pixabay(音楽・映像素材両方あり)

4-3. 自分で作った音楽・動画素材を使う

自作の音楽・効果音・映像であれば、完全に自分の著作物なので安心です。

  • 例:自分で演奏・歌唱した音楽、オリジナルのBGM、スマホで撮った映像など。
  • ただし、既存の曲を「カバー演奏」して投稿する場合も、原曲の著作権が残っていることに注意。

4-4. 他人の動画や音源を使うときは「公式の機能」を使う

TikTokでは「デュエット」「リミックス」「リポスト」など、公式に許可されたコラボ機能があります。

  • 他人の動画を勝手に切り取り・再アップするのではなく、TikTokの機能を使ってコラボしましょう。
  • 投稿元が「この動画はデュエット不可」に設定している場合は使用NG。

4-5. 出典と使用許可を明記する(ただし許可がある場合のみ)

外部から許可を得た音源や素材を使う場合、投稿内や概要欄に出典やライセンス情報を明記することで信頼性が高まります。

  • 例:「BGM:〇〇(サイト名)/使用許可取得済み」
  • ただし、「クレジットを書けばOK」ではなく、必ず使用許可を得てから

著作権に関しては「知らなかった」では通用しません!
特に商業目的でのアカウント運用の場合は、細心の注意が必要です。

5.まとめ

  • 著作権は「無断利用」で違反が成立
  • 違反すると削除や法的責任、アカウント停止などのリスクあり
  • 公式音源やフリー素材を活用し、ルールに沿って動画制作しよう

TikTokでは、多くのユーザーが著作物を利用した動画を投稿していますが、著作権への理解が不足していると意図せず違反する可能性があります。正しく理解し、安心・安全にコンテンツを発信していきましょう。

ルールを守ることで、安心してTikTokを楽しむことができます。

株式会社Proteinumでは、TikTokショップを活用した商品販売のコンサルティングや運用代行も行っています。「これから始めたい」「もっと売上を伸ばしたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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