【保存版】TikTokのコミュニティガイドライン違反の原因・対策・申し立て方法まとめ

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1.はじめに
TikTokからの「突然のガイドライン違反通知…」どうすればいい?

ガイドライン違反とは何か

TikTokにおける「ガイドライン違反」とは、TikTokのコミュニティガイドラインに反するあらゆる有害なコンテンツや行為を指します。これらのガイドラインは、すべてのユーザーが楽しく過ごせる安全な環境を築くために設けられたルールです。

2.TikTokのコミュニティガイドラインとは?

TikTokのコミュニティガイドラインとは、ユーザーがTikTokを安全かつ健全に利用できるように設けられたルールやポリシーのことです。これは、TikTokがプラットフォーム上で有害・不適切なコンテンツを防ぎ、ユーザー同士の尊重ある関係を築くための指針となっています。
コミュニティガイドライン
https://www.tiktok.com/community-guidelines/ja

TikTokが定める主なルールと禁止行為

ガイドライン違反となる行為やコンテンツの例 ガイドライン違反は、その深刻度によって様々なものがありますが、特に重大な違反はアカウントの永久停止につながる可能性があります。
永久停止につながる可能性のある重大な違反には、以下のようなものがあります。

•TikTokの利用規約で定められた最低年齢やその他の要件を満たしていない場合。
•不正な方法で他者や他の組織になりすましている場合。
•以下のような重大なコンテンツの投稿、宣伝、または奨励
 ◦青少年の搾取や児童の性的虐待コンテンツ(CSAM)。
 ◦暴力を奨励する、または暴力によって脅迫する内容。
 ◦同意のない性行為を描写する内容。
 ◦人身売買を促進する内容。
 ◦実際の拷問を描写する内容。
•アカウントへの制限や永久停止を意図的に回避するために、別のTikTokアカウントを作成または使用する行為。
•知的財産権ポリシーに複数回違反している場合。
•アカウントがTikTokのルールに違反することのみを目的として存在していると判断される場合。
•特定のポリシーまたは機能において違反を繰り返し、違反点数の上限に到達した場合。

また、TikTokのプラットフォームで収益化を目指すクリエイターは、クリエイター行動規範にも従う必要があり、これに違反することも該当します。クリエイター行動規範の詳細は、クリエイターアカデミーで確認できます。
TikTokクリエイターアカデミー
https://www.tiktok.com/creator-academy/ja-JP/homepage

3.コミュニティガイドライン違反になった場合の影響

ガイドライン違反が検出された場合の影響 違反が検出されると、以下のような対応が取られます。

アカウントへの影響(シャドウバン・アカウント停止など)

•警告と違反宣告
初回のコミュニティガイドライン違反によるコンテンツ削除の場合、アカウントに「違反宣告の警告」が送られます。その後、違反を繰り返すたびに「違反宣告」が行われます。
•アカウントの永久停止
違反が繰り返される場合、または一度の違反でもその重大度によっては、アカウントが永久に停止されることがあります。永久停止された場合、ログインしようとするとバナー通知が表示されます。
•違反点数
違反はポリシーの種類別(例:「安全と礼節」)や機能別(例: コメント、ダイレクトメッセージ)にカウントされ、違反の深刻度に基づいて違反点数が課されます。
•機能の一時的な制限
LIVEやダイレクトメッセージなど、特定の機能における違反は、その機能へのアクセスが一時的に制限されることがあります。

政府、政治家、報道機関のアカウントも一般のアカウントと同様にコンテンツモデレーションの対象となりますが、重大な違反があった場合でも、状況に応じたアカウント制限(例: おすすめフィードとフォロー中フィードの対象から90日間除外)が適用されることがあります。
また、公共の安全に高いリスクをもたらす可能性がある場合は、7~30日間のコンテンツ投稿制限が課されることもあります。

コンテンツ削除・表示制限のリスク

•コンテンツの削除
違反しているコンテンツは削除され、その理由がアカウント所有者に通知されます。
•おすすめフィードの対象外
あなたの投稿がおすすめフィードに表示されなくなることがあります。これは異議申し立てが可能です。

4.コミュニティガイドライン違反への異議申し立ての方法を徹底解説!

異議申し立てをするとどうなる?

TikTokの決定に対して異議申し立てを行う方法は、その決定の種類(コンテンツ削除、おすすめフィードからの除外、アカウントの永久停止など)によって異なりますが、いずれの場合も異議申し立ての機会が与えられます。
異議申し立てが承認された場合、以下のことが起こります。
•コンテンツまたはアカウントが復元されます
(ただし、すでにアカウントやコンテンツを削除していた場合は除きます)。
•アカウントから違反宣告が削除されます
なお、コンテンツを削除しても違反宣告が削除されるわけではなく、違反したコンテンツの削除後も違反宣告が行われる場合があります。

TikTokアプリでの申し立て手順

おすすめフィードからの除外に対する異議申し立ての方法
投稿がおすすめフィードの掲載対象外となった場合、TikTokの決定が誤りであると考えるならば、以下の手順で異議を申し立てることができます。

① TikTokアプリで、おすすめフィードの対象外となっている投稿に移動
② 画面下部のその他のインサイトをタップ
もしくは、投稿の横にあるその他のオプション…ボタンをタップして、インサイトをタップ
③ 対象外となった投稿の通知をタップ
④ 画面上部の異議申し立てをタップ

この際、TikTokの決定について詳しい情報を確認し、その理由がはっきりわかるかどうかについてフィードバックを送信することも可能です。
はっきりとわからない場合は、さらにフィードバックを送信して、TikTokのモデレーション対応の改善に協力することもできます。異議申し立てが承認されれば、あなたの投稿はおすすめフィードでおすすめされるようになります。

コンテンツ削除やアカウント永久停止に対する異議申し立ての方法

•コンテンツが削除された場合
初回であればアカウントに「違反宣告の警告」が送られ、その通知の中で、TikTokの決定が誤りだと思う場合に異議を申し立てる方法が説明されます。
•アカウントが永久停止された場合
アカウントにログインして異議申し立てを送信することが可能です。永久停止後、一定時間後に個人データが削除されるまで、アカウントにログインして異議申し立てを送信したり、個人データをダウンロードしたりできます。

5.コミュニティガイドライン違反への異議申し立て後の流れと審査期間

審査結果は、TikTokアプリ内の「受信箱(通知)>システム通知」や「アカウントステータス」に届くことが多いので、こまめに確認しましょう。

審査にかかる時間の目安

通常のケース:24〜72時間以内(1〜3日)
→ 多くの場合、異議申し立てを行ってから1~3日以内にTikTok側から審査結果が届きます。
混雑時や複雑なケース:最大で1週間程度かかることもあり
→ 世界的なイベントや通報件数が増えている時期(例:大型キャンペーン時、社会的にセンシティブな話題が多い時など)には、審査が遅れる傾向があります。

結果が届かないときの対処法

審査結果が届かない場合は、再度申し立てを行うことも可能です。
・72時間以上返答がない場合は、再度申し立てを送信してもOK
・TikTokアプリの「フィードバック」や「サポートチームへの問い合わせ」から、再確認を依頼する方法もあります

6.TikTokへの異議申し立てが却下された場合の対応策

異議申し立てが却下された場合は、まず削除理由やガイドライン違反の内容を再確認しましょう。その上で、問題点を修正した上での再投稿を検討します。

再投稿の注意点

再投稿する場合は、元の違反理由を十分に確認し、問題となった表現・音声・映像・テキストなどを必ず修正しましょう。
同じ内容をそのまま再投稿すると、アカウントにさらに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、キャプションやハッシュタグも再チェックし、不適切な表現がないか見直すことが重要です。
再投稿前にはTikTokの最新ガイドラインを確認し、安全な内容であることを確認しましょう。

サブアカウントの活用はOK?NG?

TikTokのサブアカウント活用は、運用の幅を広げる上で有効ですが、ガイドライン違反の回避には注意が必要です。
複数アカウントを持つこと自体は問題ありませんが、違反行為を繰り返すと全アカウントに影響が及ぶ可能性があります。
また、不正な操作や同一コンテンツの大量投稿はペナルティ対象となるため、健全な運用を心がけましょう。安全に使うためには、アカウントごとに明確な目的を持ち、ルール遵守を徹底することが重要です。

7.コミュニティガイドライン違反を防ぐために知っておくべきポイント

安全な運用のための3つのポイント

1.アカウントごとの目的を明確にする
各アカウントの運用目的を明確にし、ガイドラインに則ったコンテンツを投稿することが重要です。
2.ガイドラインの遵守
TikTokのコミュニティガイドラインを常に確認し、違反しないように注意しましょう。
3.不正行為の回避
アカウントの乗っ取りや不正ログインなどのリスクを避けるため、セキュリティ対策を強化することが推奨されます。

サブアカウント運用時の3つの注意点

1.ガイドライン違反の連鎖リスク
複数のアカウントを所有している場合、一つのアカウントでガイドライン違反が発生すると、他のアカウントにも影響が及ぶ可能性があります。
2.アルゴリズムの影響
TikTokのアルゴリズムは、ユーザーの行動やコンテンツの反応を基に進化しています。違反行為が記録されると、アルゴリズムによってコンテンツの表示優先度が低くなることがあります。
3.不正行為の検出強化
TikTokは不正行為の検出を強化しており、同一人物による複数アカウントの運用が疑われる場合、アカウント停止などの措置が取られることがあります。

アップロード前のセルフチェックリスト

以下は、TikTokで違反後に再投稿する際のチェックリストです。削除された投稿を修正・再投稿する前に、このリストでリスクを最小限に抑えましょう。

8.まとめ

TikTokのコミュニティガイドライン違反で投稿が削除されたりアカウント制限を受けたりすると、不安になりますよね。しかし、異議申し立てを適切に行うことで誤解を解消し、違反の解除や投稿の復活が期待できます。
異議申し立ての際は、具体的かつ冷静な説明を心がけ、TikTokの最新ガイドラインに沿った内容であることを確認しましょう。また、審査には通常1〜3日程度かかるため、焦らず結果を待つことが大切です。
もし異議申し立てが却下された場合は、再投稿時の注意点をしっかり守り、違反の原因となったポイントを修正してください。今回ご紹介したチェックリストを活用することで、再違反のリスクを大幅に減らせます。
TikTokを安心して楽しむためにも、ガイドラインを理解し、正しい手順で対応しましょう。

なお、株式会社Proteinumでは、TikTokショップを活用した商品販売のコンサルティングや運用代行も行っています。「これから始めたい」「もっと売上を伸ばしたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

こちらの記事が皆様のお役に立てていますと幸いです。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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