楽天メルマガ(R-Mail)とは?設定・配信方法から活用のポイント・検証方法まで徹底解説!

株式会社Proteinum 代表取締役
プロテーナムでは、楽天、amazon、自社EC、Yahoo!ショッピングを中心に、データに基づく圧倒的な成果にこだわった支援を行っている。ナショナルブランドを中心に累計1,000社以上の支援と年間広告費10億円以上の運用実績を持ち、独自のEC運用支援システム「ECPRO」も提供している。
楽天市場でリピーター獲得に苦戦しており、売上を安定させる具体的な販促手法を模索していませんか? 本記事では、これまでの支援実績が1,000社以上、広告運用実績年間10億円以上の弊社(Proteinum)が、楽天公式のメール配信サービス「R-Mail」の基礎から、具体的な設定方法、売上を最大化するための活用ノウハウまでを網羅的に解説します。
結論として、楽天メルマガを正しく運用することで、広告費を抑えながら高いLTV(顧客生涯価値)を実現することが可能です。ぜひ最後までご覧ください。
【この記事の対象者】
- 楽天市場でのリピート売上を伸ばしたい店舗運営者様
- 楽天メルマガ(R-Mail)の具体的な設定手順や費用を知りたい方
- 配信しているが、開封率やクリック率が上がらず悩んでいる方
【この記事を読んでわかること】
- 楽天メルマガ(R-Mail)の基本機能と最新の費用体系
- 成果を出すための具体的な作成・配信設定の手順
- 開封率・成約率を向上させるためのプロ直伝の活用ポイント
Contents
楽天メルマガ(R-Mail)とは?

楽天メルマガ(R-Mail)とは、楽天市場に出店している店舗が、自店舗のニュースレター購読を希望したユーザーに対して直接メールを配信できる公式のシステムです。
単なる情報発信ツールではなく、店舗の既存顧客と継続的な接点を持つためのCRMの要となる機能です。現在、EC市場では新規顧客の獲得コストが高騰しており、いかに既存顧客に再訪問してもらうかが利益最大化の鍵となります。楽天メルマガは、RMSから簡単に操作でき、HTMLメールやテキストメールの使い分け、さらにはターゲットを絞ったセグメント配信などが可能です。
楽天メルマガの料金とは?
楽天メルマガの導入を検討する際、最も気になるのがコスト面です。R-Mailの料金体系は、配信先デバイスや配信通数によって異なります。
メールの配信費用は1通1円です。
以下の条件で1週間に1回無料でメルマガ配信することが可能です。お得に有効活用しましょう。
【メルマガ無料枠配信】
- 期間:毎週日曜0:00から土曜23:59まで
- セグメント:楽天提供の「週1回無料配信対象のユーザへ送信」リストを使用
- 頻度:週に1回まで
楽天メルマガ(R-Mail)の種類

楽天メルマガには、主に以下の5つの種類があります。それぞれの特徴を理解し、配信目的に合わせて使い分けることが重要です。
- PCテキストメール
- HTMLメール
- レスポンシブメール
- モバイルテキストメール
- モバイルHTMLメール
PCテキストメール
PCテキストメールは、PC宛に送信する目的で作成・配信されるテキストタイプのメールです。画像や装飾を盛り込むことなく、文字のみを使用して作成された一般的なメールになります。
※PCのメールアドレス宛に送る場合のみ使用可能
HTMLメール
マルチパート形式のEメールの作成、送信が可能で、PC(スマートフォン・タブレット端末含む)とモバイルの双方に対応しています。
HTMLタグを使用して、自由な色とレイアウトのメールを作成できます。
R-Cabinetに登録した画像を利用して、店舗ページと同等のクオリティの画面デザインを実現することができます。
※PCのメールアドレス宛に送る場合のみ使用可能
レスポンシブメール
「レスポンシブデザイン」は様々な種類のデバイス、例えば、PCやスマートフォンなどに最適な状態で表示できるようにするデザイン手法の一つです。
「レスポンシブメール」とはこのレスポンシブデザインで制作されたメールです。レスポンシブメールにてメールを作成すると、HTMLメールよりもデザインの自由度はすこし下がりますが、ひとつのメールでPCやスマートフォン、タブレットに適したメールが作成できます。
※全てのデバイスに対応していますが、キャリアアドレス宛には送付できません。
モバイルテキストメール
キャリアアドレス宛に送信するテキストメールの作成・送信が可能です。
※スマートフォンのキャリアアドレス宛に送る場合のみ使用可能
モバイルHTMLメール
キャリアアドレス宛に送信するHTMLメールの作成・送信が可能です。
※スマートフォンのキャリアアドレス宛に送る場合のみ使用可能
楽天メルマガ活用の3つのメリットとは?

楽天メルマガを活用することで、店舗運営において多角的なメリットを享受できます。特に大きなメリットは以下の3点です。
- 既存顧客への直接アプローチによる売上の安定
- イベント初速の最大化によるランキング順位の向上
- 外部広告に頼らない低コストな集客チャネルの実現
既存顧客への直接アプローチによる売上の安定
メルマガは、店舗側から「攻め」のアプローチができる数少ない手段です。検索結果や広告に依存せず、既に自店舗を知っているユーザーへ直接アプローチできるため、配信を行うたびに一定の売上(ベースライン)を確保しやすくなり、月間の売上予測が立てやすくなります。
イベント初速の最大化によるランキング順位の向上
楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどの大型イベント開始直後にメルマガを配信することで、アクセスの初速を爆発的に高めることができます。初速の売上が伸びることで、楽天市場内の「売れ筋ランキング」にランクインしやすくなり、そこからさらに新規顧客の流入を呼ぶという正の循環を生み出せます。
外部広告に頼らない低コストな集客チャネルの実現
RPP広告やクーポンアドなどの運用型広告は、競合との入札争いによりコストが嵩みがちです。一方、楽天メルマガはリストを保有していれば、1通あたりの配信単価を抑えて大量の集客が可能です。広告費を削減しながら利益率の高い売上を構成するための、非常に効率的なチャネルといえます。
楽天メルマガの3つの注意点とは?

楽天メルマガは効果的な販促ツールですが、運用にあたって知っておくべき注意点もあります。デメリットを事前に把握しておくことで、期待値のズレを防ぎ、適切な対策を講じることが可能です。
- 配信しても開封されないことも多い
- LINEに比べて開封率が低い傾向
- メール種類ごとの配信制限に注意
配信しても開封されないことも多い
ユーザーの受信トレイには、日々さまざまな企業からのメールが届きます。そのため、せっかく配信したメルマガも、他のメールに埋もれてしまったり、開封されることなく削除されてしまう可能性があります。楽天全体で見るとメルマガの開封率の平均は50〜60%と言われており、配信したメールの多くは開封されないという前提で運用計画を立てることが重要です。
LINEに比べて開封率が低い傾向
LINEと比較すると、メルマガは開封率が低くなる傾向にあります。メルマガは「数あるプロモーションメールの一つ」と認識されやすく、重要視されにくいのが実情です。開封率を高めるには、ユーザーの属性や購買履歴を分析し、パーソナライズされた件名や内容を作成する工夫が欠かせません。
メール種類ごとの配信制限に注意
楽天メルマガの5種類のメール形式には、それぞれ配信先の制限があります。PCテキストメール・HTMLメール・レスポンシブメールは、PCおよびスマートフォン向けのメールアドレスにのみ配信可能で、キャリア向けのメールアドレス(docomo.ne.jp等)には配信できません。キャリアアドレスへ送信する場合は、モバイルテキストメールまたはモバイルHTMLメールを選択する必要があります。また、モバイルテキストメールは月間の配信可能数に上限が設けられている点にも注意が必要です。メール種別ごとの制約を把握したうえで、ターゲットのデバイス環境に合った種類を選択しましょう。
楽天メルマガ(R-Mail)の配信手順は?

実際に楽天メルマガを作成し、配信する具体的な手順について、以下、3つのステップに分けて解説します。
- メルマガの本文を作成する
- 送信先リストを作成する
- メルマガの送信設定を行う
1.メルマガの本文を作成する
楽天RMSにログインし、「メール・SNS・マーケティング」メニューから「メルマガ配信」を選択します。

「配信設定」の中から「メール本文編集」ボタンをクリックします。

「メール種別選択」から、作成したいメール種別の「編集開始」ボタンをクリックします。
※ここでは「レスポンシブメール」を例として解説

「レスポンシブメール」の場合、メールのテンプレートを選択。

「サブジェクト(件名)」と「メール本文」を作成し、画面下の「送信一覧に保存する」をクリックします。
レスポンシブメールでは選択したテンプレートのまま作成することも可能ですが、左側の「ブロックを選ぶ」から各ブロックを好きな位置に追加・配置することができます。

2.送信先リストを作成する
楽天RMSにログインし、「メール・SNS・マーケティング」メニューから「メルマガ配信」を選択します。

「管理」の中の「リスト条件一覧・登録/削除」をクリックします。

3.「リスト条件登録」の中から、「PCテキスト/HTMLメール」「モバイルメール」どちらかの「新規条件設定」ボタンをクリックします。
※ここでは「PCテキスト/HTMLメール」を例として解説。

「新規条件設定」から、「ユーザーのリアクションによるリスト設定」「ユーザーの属性によるリスト設定」の各項目を入力または選択してユーザーの絞り込みを行います。
指定した条件に当てはまるユーザーを抽出して、送信先リストを作成していきます。
※モバイルメールの場合、「メルマガ購読に使用しているデバイス」や「携帯電話のキャリア」などの条件で絞り込むことが可能

各条件の設定が完了したら、画面下部の「この条件で検索追加」ボタンをクリックします。

「人数更新」ボタンをクリックし、送信リストを作成します。

「設定した条件」、「送信人数」を確認し、内容に問題がなければ「この条件を保存する」ボタンをクリックして送信リストの作成は完了となります。
3.メルマガの送信設定を行う
楽天RMSにログインし、「メール・SNS・マーケティング」メニューから「メルマガ配信」を選択します。

「配信設定」から「メール送信」ボタンをクリックします。

「メール種別選択」の中から、送信したいメール種別の「次へ」ボタンをクリックします。
※ここでは「レスポンシブメール」を例に解説。

「リスト選択」から、作成した送信先リストを選択します。

「メール送信」画面で「送信一覧」をクリックし、作成したメルマガ本文を選択して「プレビュー」ボタンをクリックします。

メルマガの最終チェックを行い、「テスト送信」を行った後、「即時送信」もしくは「予約送信」でメルマガの配信は完了です。
楽天メルマガ(R-Mail)配信リスト保有数の増やし方は?

ここでは、配信リスト保有数を増やす方法について解説します。
楽天でメルマガを送信するためには自社で保有しているリストが必要になります。
このリストが少ないと、メルマガを時間をかけて作成したとしても、そのメルマガを届けられる人数は限られてしまいます
配信リストの保有数が多いほど、より多くの顧客にリーチが可能となり、効果的なマーケティング活動が展開できます。
- レビューキャンペーンによる登録インセンティブ
- 店舗内バナーや商品ページでの露出強化
- サンクスメール内でのメルマガ登録案内
レビューキャンペーンによる登録インセンティブ
「レビューを書いてメルマガ登録でクーポンプレゼント」といったキャンペーンは非常に強力です。購入直後の熱量が高いタイミングで、次回の特典をフックに登録を促すことで、自然にリストを積み上げることができます。
店舗内バナーや商品ページでの露出強化


店舗のトップページや、全商品ページの共通バグなどに「メルマガ登録はこちら」というバナーを常設します。特に「メルマガ会員限定セール」や「先行販売」の告知をセットにすることで、登録の動機付けを強化できます。
サンクスメール内でのメルマガ登録案内
商品購入後に送るサンクスメール(注文確認メール)の中に、メルマガ登録URLを記載します。既に購入手続きを終えたユーザーは店舗への信頼度が高まっているため、「お得な情報の受け取り」を提案する絶好の機会となります。
楽天メルマガ(R-Mail)を効果的に活用する5つのポイント

楽天メルマガをただ送るだけでは、十分な成果は得られません。弊社がコンサルティングにおいて実践している、効果を最大化するための5つの重要ポイントを紹介します。
- スマホユーザーを意識した件名の最適化
- クーポンやポイントアップキャンペーンとの連動
- 視覚的訴求力を高めるHTMLテンプレートの活用
- ユーザー属性に合わせたパーソナライズ配信
- 最適な配信タイミングを見極めるABテスト
スマホユーザーを意識した件名の最適化
メールの開封率は「件名」で9割決まると言っても過言ではありません。スマートフォンの通知画面やメール一覧で表示される文字数は限られているため、重要なキーワード(【クーポン有】【ポイント10倍】など)は冒頭の15文字以内に入れるようにします。
クーポンやポイントアップキャンペーンとの連動
単なる商品紹介よりも、「今だけ10%OFFクーポン配布中」「本日限定ポイント5倍」など、「今すぐ買う理由」を明示することが重要です。楽天のイベントスケジュールと密接に連動させ、ユーザーの購買意欲が高まっている瞬間に特典を提示しましょう。
視覚的訴求力を高めるHTMLテンプレートの活用
文字だけのメールよりも、シズル感のある商品画像や、一目でセールの雰囲気が伝わるバナーを使用したHTMLメールの方が、クリック率は圧倒的に高まります。ファーストビューで最も伝えたいメッセージ(ベネフィット)を画像で見せる構成を徹底してください。
ユーザー属性に合わせたパーソナライズ配信
「全員に同じメール」を送るのではなく、「過去にレディース服を買った人には新作ワンピの案内」「3回以上購入のリピーターにはVIP限定クーポン」など、ユーザーに合わせた情報を届けることで、配信解除を防ぎ、高い反応率を維持できます。
最適な配信タイミングを見極めるABテスト
自店舗の顧客が「いつ」スマホを見ているかを知ることが成功への近道です。例えば「ランチタイムの12時」と「帰宅後の21時」でABテストを行い、クリック率が高い時間帯を特定します。弊社独自のデータでは、平日は夜21時以降、休日は午前中の反応が良い傾向にありますが、商材によって最適解は異なります。
楽天メルマガ(R-Mail)の配信後の検証方法

配信して終わりではなく、結果を数値で振り返り、次回の施策に活かすPDCAサイクルが不可欠です。
- 主要指標(開封・クリック・売上)の数値分析
- 配信解除率の上昇要因の特定と対策
- 分析結果を次回の配信計画へ反映する仕組み
主要指標(開封・クリック・売上)の数値分析
RMSの分析画面から、配信したメールのパフォーマンスを確認します。特に「クリック率(CTR)」を注視してください。クリック率が低い場合は、件名とコンテンツの不一致や、バナーの訴求力不足が考えられます。
配信解除率の上昇要因の特定と対策
配信のたびに多くの購読解除が発生している場合は、配信頻度が高すぎるか、内容がユーザーにとって価値がない可能性があります。「情報の質」と「頻度」のバランスを見直し、読者に飽きられない工夫が必要です。
分析結果を次回の配信計画へ反映する仕組み
「どのバナーがクリックされたか」「どの価格帯の商品が売れたか」を蓄積し、次回のメルマガ作成に反映させます。この小さな改善の積み重ねが、半年後のリピート売上に大きな差を生みます。
【メルマガ検証結果①】開封率検証:件名のABテストによる変化
ここからは、実際にプロテーナムが楽天市場で実施したメルマガ件名のABテストの検証結果をご紹介します。
- 検証の概要
- ABテストの比較内容
- 検証結果:開封率は40%台後半から50%台中盤へ向上
- 考察:件名の冒頭10文字が開封率を左右する
検証の概要
本検証は、楽天市場で食品を販売しているブランドのメルマガ配信において実施しました。従来は「商品名+オファー」という件名構成でしたが、件名冒頭の商品名を削除し、訴求文(オファー内容)を前方に配置することで、視認性と訴求内容の理解を高められるかを検証しています。
ABテストの比較内容
具体的な件名の構成は以下の2パターンです。
- Aタイプ(従来):【商品名 + 〇%オファー】〇〇で××したい方におすすめ!
- Bタイプ(変更後):【〇%オファー】〇〇で××したい方におすすめ!商品名
たとえば、スニーカー販売店のメルマガと仮定した場合、スマホの受信画面では以下のように表示されます。
- Aタイプ:「今の季節に最適な多機能スニーカー!25%OFF…」
- Bタイプ:「25%OFFクーポン配布中!毎日の通勤の疲労…」
スマートフォンのメール受信画面では、表示される件名は冒頭の25文字程度に限られます。Bタイプではオファー内容を件名の最前面に配置することで、割引率などの特典情報がひと目で確認できるよう調整しました。
検証結果:開封率は40%台後半から50%台中盤へ向上
結果として、開封率は明確に上昇しました。変更前(商品名あり)のメルマガ開封率が約46〜50%前後だったのに対し、変更後(商品名なし・訴求文先頭)のメルマガでは54〜61%前後を記録しています。
考察:件名の冒頭10文字が開封率を左右する
今回のテスト結果から、ユーザーが受信ボックスで最初に目にする冒頭10文字程度の印象が、開封率に直結するという示唆が得られました。特にスマートフォンでは件名の表示文字数が限られるため、「訴求内容」や「特典」を冒頭に配置することで、視覚的に注意を引きやすくなります。
また、「〇%OFF」「ポイントバック」といったオファー情報を前方に持ってくることで、ユーザーにお得感を即座に伝える効果も期待できます。メルマガ運用では本文の内容改善だけでなく、件名構成の最適化も成果向上の重要な鍵です。特にBtoC商材では、訴求ワードを件名冒頭に置くことで、開封率→クリック率→売上という一連のファネルを押し上げる効果が見込めるでしょう。
詳細は以下のnote記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
https://note.com/proteinum_202083/n/n495ff0727938
【メルマガ検証結果②】構成の検証:楽天メルマガのベストな構成とは?
続いて、プロテーナムが実施したメルマガの「構成」が売上に与える影響についての検証結果をご紹介します。「どんな順番でコンテンツを並べれば売上につながるのか?」「商品説明はどこまで詳しく書くべきか?」という、楽天市場の店舗運営者なら一度は悩むテーマについて、実際の配信結果をもとに解説します。
- 検証の概要:4パターンの構成を比較
- 検証結果:クーポン最上部配置の「パターンD」が売上最大
- 総括:売上最大化には「シンプル+即行動導線」が鍵
検証の概要:4パターンの構成を比較
今回の検証では、メルマガの構成そのものが売上に与える影響を明らかにするため、以下の4パターンを比較しました。

- パターンA(商品説明重視): 商品の詳細情報や特徴を丁寧に記載し、商品理解を深めて新規購入を促進する構成
- パターンB(商品説明簡略化): キャッチコピーのみで構成し、情報量を抑えて下部コンテンツへのクリックを誘導する構成
- パターンC(商品画像+価格のみ): ビジュアル中心の簡潔な構成で、メルマガ全体のクリック率向上を狙う構成
- パターンD(クーポン最上部配置): クーポン情報をファーストビューに設置し、クリック率とCV数の最大化を狙う構成
検証結果:クーポン最上部配置の「パターンD」が売上最大
最も高い売上を記録したのはパターンD(クーポン最上部配置)でした。1通あたり売上は100円で、他パターンと比較して15〜20円ほど高い結果となっています。クリック率も全パターン中で最高の2.07%を記録し、ファーストビューで顧客に明確なオファーを提示することの重要性が示されました。
各パターンの特徴的な結果は以下のとおりです。
- パターンA(商品説明重視)では、丁寧な商品説明によりクリック後の転換率は全パターン中最高の30%を記録しました。しかし、メルマガ全体のボリュームが増えたことでクリック率が下がり、1通あたり売上は伸び悩む結果に。
- パターンB(商品説明簡略化)では、情報をキャッチコピーのみに絞ったことでクーポン情報のクリック率が1.32%に改善し、開封率も約5pt向上しました。ただし、比較検討段階のユーザーが多かったためか、転換率は若干低下しています。
- パターンC(商品画像+価格のみ)では、シンプルな構成によりクリック率が1.8%まで上昇し、1通あたり売上も向上しました。一方で、情報が簡素な分、購入に至る転換率は下がる傾向がみられました。
- パターンD(クーポン最上部配置)では、クーポン情報を最上部に置いたうえで、ページ下部にも同じクーポン情報を再掲することでクリック数が全体で最大化。購買意欲の高いユーザーが最初に行動しやすい設計が成果につながったと考えられます。
総括:売上最大化には「シンプル+即行動導線」が鍵
今回の検証から得られた、メルマガの最適構成のポイントは次の3点です。
- 商品情報は簡潔にまとめ、詳細はLP(商品ページ)側で補足すること。メルマガ内で情報を詰め込みすぎると、かえってクリック率が低下してしまいます。
- クーポンやキャンペーン情報はファーストビューに配置すること。ユーザーがメルマガを開いた瞬間に明確なオファーが目に入ることで、即座の行動を促せます。
- 同じ情報をメルマガ下部にも再掲し、クリック導線を複数設けること。上部で見逃したユーザーにも再度アクションの機会を提供できます。
「1通あたり売上」を最大化するうえでは、転換率を高める工夫だけでなく、クリック数そのものを増やすための構成設計が極めて重要です。メルマガは単なる情報発信ではなく、構成ひとつで売上を左右する販促施策であることを意識して運用していきましょう。設計が重要であり、クリック後に転換するユーザーの取りこぼしを最小限に抑える工夫が求められます。
詳細は以下のnote記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
https://note.com/proteinum_202083/n/n0e29d6df839c
参考動画:【ECコンサル事例共有会】メルマガ効果検証
よくある質問
Q1:メルマガ配信の最適な頻度はどのくらいですか?
A1:週に1〜2回、イベント時は最大で毎日配信するのが一般的です。 通常時は読者に「しつこい」と感じられない程度の頻度(週1〜2回)に留め、価値のある情報を厳選します。一方で、楽天スーパーSALEやお買い物マラソン期間中は、他店も大量に配信するため、埋もれないよう開始時・中日・終了間際といったタイミングで頻度を上げることが、売上最大化のポイントです。
Q2:画像が表示されない場合の対処法はありますか?
A2:alt属性(代替テキスト)を設定し、画像がなくても内容が伝わるように工夫してください。 一部のメールクライアントでは初期設定で画像が表示されないことがあります。そのため、HTMLメールを作成する際は、画像に適切な代替テキストを設定し、重要なテキスト情報は画像化せず、文字として配置する「ハイブリッド型」の構成を推奨します。
Q3:配信停止を希望された場合の対応方法は?
A3:システム側で自動処理されますが、店舗側での手動削除は不要です。 R-Mail経由で配信されたメールには必ず解除用リンクが含まれており、ユーザーがそこから解除手続きを行うと、楽天のシステム側で自動的に配信リストから除外されます。店舗側で個別にリストを操作する必要はありませんが、苦情等の直接連絡があった場合は、RMSから手動で配信対象外に設定することも可能です。
楽天メルマガの設定方法と活用についてのまとめ
いかがでしたでしょうか。ここまで楽天メルマガについて解説してきました。
楽天メルマガ(R-Mail)を効果的に運用するための要点は以下の通りです。
- 楽天メルマガの役割と価値
- 楽天市場公式のCRMツールであり、既存顧客への直接アプローチが可能。
- 広告費を抑制し、リピート売上の安定とLTV向上を実現する。
- 費用と種類
- スマホ向けは1通0.75円の従量課金が基本。
- 標準配信、セグメント配信、フォローメールを目的別に使い分ける。
- 作成と活用のポイント
- スマホに最適化した「件名」と「視覚的なHTMLデザイン」が重要。
- 楽天のイベントと連動させ、クーポン等のインセンティブを活用する。
- 配信後は必ず数値を分析し、最適な配信時間やターゲットを特定する。
「アクセス数はあるのに売上が伸びない」「広告費ばかりかさんで利益が出ない」「何から改善すればいいか分からない」「やりたいことはあるが手が回らず困っている」 こんなお悩みはありませんか?
弊社では、EC事業のプロフェッショナルが貴社の店舗・サイトを分析し、売上アップのための具体的な改善ポイントをご提案する「EC無料診断」を実施しています! 毎月5社様限定とさせていただいておりますので、枠が埋まってしまう前に、まずはお気軽にご相談ください。
▼弊社のECコンサル/運営代行については以下で詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください▼
詳細はお気軽にお問い合わせください!

