【Amazon】タイムセールの種類や参加条件を徹底解説!

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Amazonのタイムセールは、対象商品を期間限定割引価格で提供するAmazonで人気セールイベントです。
タイムセールは、一定の時間に限られた特別価格のため、多くのユーザーが日々注目しており、出品者にとっては集客・売り上げにつながるイベントです。
この記事ではAmazonの「特選タイムセール」「数量限定タイムセール」「おすすめタイムセール」「在庫処分タイムセール」の4つをご紹介いたします。
それぞれの参加条件や適用条件、効果が異なります。
どのタイムセールも販促効果が期待できるイベントのため、商品とセール内容に合わせて最適なものを選びましょう!
Contents
1.Amazonタイムセールとは?
Amazonタイムセールとは、一定期間限定で商品を割引価格で販売できるプロモーション施策です。
セール対象商品はAmazonのトップページやタイムセール会場に表示され、通常よりも多くのユーザーに商品を見てもらえるチャンスが広がります!
出品者にとっては、在庫整理や売上拡大、新規顧客獲得の有効な手段です。
1-1.タイムセールの種類と特徴
Amazonタイムセールには主に以下の4種類があります。それぞれ特徴や効果が異なるため、出品者は目的に応じて活用することが重要です。
①Amazon特選タイムセール
特選タイムセールは、Amazonが厳選した人気商品や売れ筋商品を中心に、24時間限りの割引価格で提供する日替わりタイムセールです。
通常のタイムセールよりも視認性が高く、ユーザーの注目度も非常に高いですが、特選タイムセールに参加する商品は、販売ページの上位に表示されるため、効果的に売上アップやブランド認知を図ることが可能ですが、Amazonから招待メールが届かなければ参加できません。
- 特徴:Amazonが厳選した商品を対象にする大型セールで、1日限定で開催されることが多い。
- 露出度:Amazonトップページや特設会場に大きく掲載されるため、圧倒的な集客効果がある。
- 効果:新規顧客の獲得、ブランド力の向上に最適。
- 注意点:参加条件が非常に厳しく、商品力や販売実績がある程度必要。利益率を大きく下げないと承認されにくい場合もある。
②Amazon数量限定タイムセール
数量限定タイムセールは、指定された時間内に、限られた数量の商品を提供するタイプのタイムセールで、ほぼ毎日開催されています。
カートに入っているパーセント表示(〇〇%カートに追加済み)や、残り時間が表示されるのが特徴で、在庫数に限りがあり、タイムセールページ下部に商品が掲載されるので、アクセス数や売り上げアップも見込めます。
特に人気商品は瞬時に完売することもあります。
- 特徴:決められた数量を設定し、その数が売り切れるまで販売される仕組み。数時間限定で実施されることが多い。
- 露出度:セール会場の専用枠に掲載され、短期間に多くのユーザーの目に触れる。
- 効果:在庫消化や新商品の認知拡大に適しており、短期間で売上を大きく伸ばせる。
- 注意点:在庫数を十分に確保できないと、開始直後に売り切れて逆効果になる場合もある。また割引率の基準が設定されている。
③Amazonおすすめタイムセール
Amazonおすすめタイムセールは、特選タイムセール・数量限定タイムセールと比べ7日間と長く、さらに幅広いユーザーへのリーチが可能です。
日数が長いため大型セールやAmazonのイベントなどと重なれば、よりアクセス数や売り上げにつながりやすい傾向にあります。
しかし7日間参加が条件となっており、数量限定タイムセールなどと比べるとパーセント表示などユーザーに分かりやすい訴求はありません。
- 特徴:Amazonが推奨する商品を対象としたセールで、比較的参加しやすい。
- 露出度:特選や数量限定に比べると小規模で、効果は限定的。
- 効果:新規出品者が手軽に参加しやすく、小さな規模での販促や認知拡大に役立つ。
- 注意点:露出効果が限られるため、広告や商品ページ改善と併用しないと大きな成果につながりにくい。
④Amazon在庫処分セール
FBAに在庫を抱えている商品を割引価格で販売できるのが在庫処分セールです。
「在庫処分セール」「在庫処分タイムセール」の2種類に分けられており、掲載期間や参加資格(大口出品者)は同じですが、掲載開始日と掲載ページに違いがあります。
- 特徴:売れ残り商品や滞留在庫を一掃する目的で行うセール。
- 露出度:セール会場で特集されるが、割引率が大きいため価格訴求がメインとなる。
- 効果:キャッシュフロー改善、倉庫スペースの確保に直結する。
- 注意点:利益率が極端に低くなりがちで、ブランド価値を毀損するリスクもある。長期的な戦略というよりも在庫整理の手段として割り切って使う必要がある。
1-2.それぞれのメリット・デメリット
- 特選タイムセール:大規模な露出が可能だが、参加条件が厳しく利益を削る必要がある。
- 数量限定タイムセール:短期間で売上拡大できるが、在庫不足リスクが高い。
- おすすめタイムセール:参加しやすいが露出効果は限定的。
- 在庫処分セール:在庫整理に有効だが利益を確保しにくい。
2.Amazonタイムセールの参加条件と注意事項
Amazonタイムセールは、短期間に限定的な割引を提供することで、商品露出や売上を拡大できる施策です。出品者にとっては新規顧客獲得や在庫消化のチャンスとなりますが、利益率低下や在庫調整の難しさも伴います。
ここではセールの参加条件と注意事項を解説していきます。
2-①Amazon特選タイムセール
選出される基準については非公表ですが、以下条件を満たしていると招待されやすいようです。
- Amazonの売れ筋商品
- レビューが0、または星3.5以上の商品
- 出品者の評価が高い
- 25%以上の値引きがされている
また、以下の参加資格を満たしておく必要があります。
- 高評価レビュー(★4以上が望ましい)
- 販売実績のある人気商品
- 割引率や在庫数の基準をクリアする必要あり
- 注意点:選考に落ちることも多いため、必ず参加できるわけではない
2-②Amazon数量限定タイムセール
- 出品者がセール対象商品を選び、申請可能
- 一定以上のレビュー数と評価が必要
- 最低割引率(通常10%以上)を設定する必要あり
- 注意点:在庫切れや低評価レビューがつくと逆効果
2-③Amazonおすすめタイムセール
- Amazonから案内されるケースが多い
- 条件は比較的緩やかで、新規商品でも参加可能
- 注意点:効果は限定的なので、戦略的に利用することが大切
2-④Amazon在庫処分セール
- 滞留在庫や返品率の低い商品が対象
- 通常より大きな割引設定が必要
- 注意点:ブランドイメージを損なう可能性があるため慎重に利用する
3.Amazonタイムセールを効果的に実施するポイント
タイムセールをうまく活用できれば短期間で多数販売が期待でき、タイムセール後も自然検索やランキングで上位表示されやすくなるなど、売上アップにつながります!
しかし、「タイムセールに出せば売れる」という考えだけでは想定通りの効果が得られなかったり、機会損失を生んでしまう可能性もあります。
そうならないためにも、Amazonの仕様を理解し、タイムセール前から事前準備をしっかり行うことが重要です。
3-1. 商品・在庫状況に合ったセール種類を選ぶ
利益率の高い商品や在庫過多の商品など、自社の状況に合わせてセール種類を選択することが重要です。
各タイムセールの種類にはそれぞれ異なる特徴とメリットがあるため、商品特性や販売目標に合ったタイムセールを選ぶことが大切です。たとえば、長い期間露出したい場合は「おすすめタイムセール」を、FBA倉庫在庫の処分が目的であれば「在庫処分タイムセール」を選ぶなど、目的に応じたタイムセールを選びましょう。
3-2. 広告(スポンサープロダクト・ディスプレイ広告)で露出強化
セール中は広告を併用することで、さらに露出を拡大し売上効果を最大化できます。
数週間前から広告で露出を強化しておくことで販売数にも繋がり、ランキングや検索順位もアップします。
それにより、タイムセール当日に商品が上位に表示されやすくなり、アクセス・売り上げアップにもつながります。
3-3. 商品ページの改善(タイトル・画像・レビュー対策)
セール前に商品ページを整えることで、転換率を大きく改善できます。特に画像とレビューは売上に直結します。
せっかくユーザーが訪れても商品についての情報が少ないと、広告で露出強化をしてページまで誘導できても、アクセス数は上がりますが離脱されてしまう可能性が高いです。
販促費を無駄にしないためにも、事前に商品情報を充実させ、魅力的なページ作りをすることが必要です。
▼商品画像の撮り方と出品のコツもまとめていますので、よろしければ合わせてご覧ください。
3-4. セール後も販売を促進する施策を準備
セールで獲得した顧客をリピートにつなげるために、クーポンやリマーケティング施策を準備しておきましょう。
セールで獲得したユーザーをリピーターに変えるために、再購入割引や商品に関するフォローアップメッセージを送ることも効果的です。
また、ユーザーからのレビューを集め、商品ページの改善に役立てることで、タイムセール後も売上を維持しやすくなります。
4.タイムセール参加のメリット・デメリット
4-1.売上拡大・露出強化の効果
- Amazonトップページやセール会場で大きく露出される
- 新規顧客を獲得しやすく、レビュー獲得にもつながる
- 在庫回転率を改善できる
4-2.利益率低下や在庫調整リスク
- 割引率を設定するため、利益率が下がる
- 在庫を十分に確保できないと、販売機会を逃す可能性あり
- セール後に通常価格で売れにくくなる場合がある
5.成功事例・失敗事例から学ぶタイムセール活用法
5-1.成功事例
- 新商品の認知度を上げるため数量限定セールを活用し、レビューを一気に獲得。その後の通常販売が安定した。
- 滞留在庫を在庫処分セールで効率的に消化し、キャッシュフローを改善。
5-2.失敗事例
- 利益率を下げすぎた結果、売上は伸びても利益が出なかった。
- 在庫を過小に設定し、セール開始直後に売り切れて顧客の不満につながった。
6.まとめ
Amazonタイムセールは、売上拡大・在庫消化・新規顧客獲得など、多くのメリットを持つ販売施策です。ただし、割引設定や在庫準備を誤ると、利益低下やブランド毀損といったデメリットにもつながります。
出品者は自社の状況に合ったセールを選び、商品ページや広告施策を組み合わせて効果的に活用することが成功の鍵です!
タイムセールをうまく活用して、Amazonでの販売成績をさらに向上させましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。

株式会社Proteinum 代表取締役