Amazon運用代行会社おすすめ15選!選び方のポイントから料金体系まで徹底解説

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我々はECにおける総合的な売上向上サービスを展開しています。
楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。

Contents

1. Amazon運用代行とは?

Amazon運用代行とは、Amazonでの販売業務を外部の事業者が代わりに行ってくれるサービスのことです。

これにより、企業や個人は商品の新規登録、在庫管理、広告戦略や施策の立案や運用、その他の一連の業務を熟練の専門家に託すことが可能となります。

Amazonは、他の楽天やYahoo!ショッピングなどのモールと異なり、店舗単位ではなく商品単位で管理が行われます。

つまり各商品ごとに評価やランキングなどを持っているため、商品ごとに戦略を立てて運用を行わなければなりません。
その全てを社内で行うには、労力はもちろん、高度・かつ幅広い専門知識が不可欠です。
Amazon運用代行業者はそのような課題を解決するため、上手く利用できれば出品者に大きなサポートとなるでしょう。

Amazon運用代行サービスには、大きく分けて以下の3つの種類があります。

  • 運用ツールの提供型
  • 運用代行型
  • コンサルティング型

今回は主に「運用代行型」のサービスを解説していきます。

※Amazonコンサルティング会社についての解説は以下記事をご覧ください。

Amazon運用代行事業を行なっている弊社だからわかる、Amazon運用代行会社に依頼するメリット・デメリットやそもそもAmazon運用代行って、何をしてくれるの?といった疑問にお答えしながらおすすめ企業を紹介していきます。

2. 運用代行会社に依頼する前に自社ですべき『Amazon運用力』チェックリスト

Amazon運用代行を効果的に依頼するためには、まず自社がどのレベルまで運用を理解できているかを把握することが重要です。
現状を正しく把握することで、運用代行会社に依頼すべき範囲や期待すべき成果が明確になり、ミスマッチのない依頼が可能になります。

Amazonの運用業務は「商品登録」「SEO最適化」「広告運用」「在庫管理」など多岐にわたります。
これらの業務をどこまで自社で対応できているかを把握しておくことは、代行会社に求める役割を整理するうえでやっておくべきだと思います。
特に、商品ページ改善の頻度、広告キャンペーンの管理体制、レビュー対応や競合分析の実施状況は、自社の運用力を判断するポイントです。
これらの現状を棚卸しすることで、運用代行会社とのコミュニケーションがスムーズになり、期待している成果を得ることが可能になります。

以下よりチェックリストをダウンロードできますので、検討されている方はぜひ一度確認してみてください。

3. Amazon運用代行会社おすすめ15社一覧

3-1. Amazon運用代行会社おすすめ一覧表

会社名対応範囲費用特徴サイトURL
株式会社
Proteinum
(プロテーナム)
ECサイト立ち上げから販促まで月額40万円~(支援内容により応相談)・豊富な支援実績
・独自システムの提供
https://proteinum.co.jp/
株式会社アイズ
プランニング
ECサイトの立ち上げから発送まで月額5万円+インセンティブ~過去10年を超えるEC販売の「10年分の販売データベース」https://is-png.com/
株式会社
スタイリスト
ECサイトの立ち上げから販促まで支援内容により応相談契約継続率“95%以上”https://stylist-inc.com/
株式会社GROOVEECサイトの立ち上げから海外進出支援まで支援内容により応相談海外進出・国内進出支援サービスも実施https://grooveinc.jp/
アグザルファ
株式会社
ECサイト立ち上げから広告運用まで月額8万円~創業者が元Amazon出身https://www.axalpha.com/amazonconsul/
しるし株式会社ECサイトの立ち上げから転売対策まで月額売上に応じた完全成果報酬独自ツールを活用した転売対策などhttps://shirushi-bxo.com/
株式会社いつもECサイトの立ち上げから物流まで月額15万円~圧倒的な実績と上場企業ならではの信頼感https://itsumo365.co.jp/
トゥルーコンサルティング株式会社ECサイトの立ち上げから販売戦略まで月額6万円~自社ブランド品・プライベートブランドを専門にした
ブランディング戦略が売り
https://www.top1-consulting.com/
Finner株式会社ECサイトの立ち上げから販促まで業務範囲に応じてカスタマイズ代表が全ての案件に対して担当/ディレクションを直接実施https://finner.co.jp/
株式会社そばにECサイト立ち上げから越境支援まで支援内容により応相談Amazonを専門としたコンサルティング・運用代行会社https://sobani.co.jp/
株式会社
Wacworks
ECサイト立ち上げから販促まで業務範囲に応じてカスタマイズECモール全般に特化したコンサルティング・運用代行会社https://wac-works-ec.jp/
株式会社
withwork
ECサイト運用・SNS運用・カスタマーセンター運用業務範囲に応じてカスタマイズSNS運用支援を中心に、ECモール全般の運用代行~カスタマー対応まで対応https://withwork.co.jp/
株式株式会社
My Station
ECサイト立ち上げから販促まで月額15万円~大手ECモールの運営代行専門チームhttps://mystation.co.jp/
NE株式会社ECサイト立ち上げから販促まで月額7.5万円~多店舗管理ツールNEXT ENGINEを提供する会社のコンサルティング事業部https://ne-inc.jp/
株式会社サイバーレコードECサイト立ち上げから越境支援まで業務範囲に応じてカスタマイズ300社以上の運営実績https://www.cyber-records.co.jp/
出典:プロテーナム独自調査

3-2. Amazon運用代行各社の特徴

3-2-1.株式会社Proteinum(プロテーナム)

HP:https://proteinum.co.jp/

当社Proteinum(プロテーナム)はECコンサルティング事業およびD2C事業を展開する会社です。
当社が提供するECコンサルティング事業のEC運用代行サービスは、2021年に第3者機関による調査で3部門(EC売上アップ支援、ECノウハウ開発力、D2C支援)1位* を獲得し、多くの経営者や支援企業から支持されています。

*参照元:2021年に第3者機関による調査で3部門

対応可能範囲ですが、ECの戦略策定から施策の提案と実行、ページやバナーの制作まで一貫して依頼可能です。
楽天や各種モール、ECコンサル会社での経験があるスタッフが多く在籍しており、実際の売上に繋がる提案ができることが強みです。
Amazonの他にも楽天、Yahoo!ショッピング、自社サイトにも対応しており、いずれの場合も高い分析能力に基づいた提案と実行支援でクライアントをサポートしております。

『売れるEC「最強」集客大全』という本を出版しております。

社名株式会社Proteinum(プロテーナム)
対応範囲ECサイトの立ち上げから販促まで
費用月額40万円~(支援内容により応相談)
特徴・豊富な支援実績
・独自システムの提供
公式サイトhttps://proteinum.co.jp/

3-2-2.株式会社アイズプランニング(I’s Planning)

HP:https://is-png.com/

食品ジャンルを強みとしており、発送代行までサポートしてくれる「フルサポートプラン」を提供しています。全国規模で「常温・定温・冷蔵・冷凍」の4温度帯の発送対応が可能なため、食品ECでは安心してお任せいただけます。

社名株式会社アイズプランニング(I’s Planning)
対応範囲ECサイトの立ち上げから発送まで
費用月額5万円+インセンティブ~(支援内容により応相談)
特徴顧客対応・発送まで実施
公式サイトhttps://is-png.com/

3-2-3.株式会社スタイリスト

HP:https://stylist-inc.com/

ECの戦略策定から施策の提案と実行、ページとバナーの制作まで一貫して依頼可能です。特に美容健康系と食品に強いことが特徴です。
Amazonに限らず、楽天運用やYahoo!ショッピングにも強いため、複数ECモールを展開したい方に向いています。

社名株式会社スタイリスト
対応範囲ECサイトの立ち上げから販促まで
費用支援内容により応相談
特徴契約継続率95%以上
公式サイトhttps://stylist-inc.com/

3-2-4.株式会社GROOVE

HP:https://grooveinc.jp/

日本企業の未来を支えるEC販売の支援会社 No.1にというミッションを掲げた、Amazonに特化したD2C支援会社です。Amazon出身者だからこそのモール戦略の深い知見を基に、伴走型支援を行なっています。

社名株式会社GROOVE
対応範囲ECサイトの立ち上げから海外進出支援まで
費用支援内容により応相談
特徴海外進出・国内進出支援サービスも実施
公式サイトhttps://grooveinc.jp/

3-2-5.アグザルファ株式会社

HP:https://www.axalpha.com/amazonconsul/

元Amazon出身者によって設立された会社で、Amazonを熟知した独自の施策を強みとしています。
2011年より業界初のAmazon出品者へのコンサルティングをスタートしたパイオニアとして、売上拡大に必要なあらゆる対策を実施し、トータルサポートで成長を目指します。

社名アグザルファ株式会社
対応範囲ECサイトの立ち上げから広告運用まで
費用月額8万円~(支援内容により応相談)
特徴設立者が元Amazon出身者
公式サイトhttps://www.axalpha.com/

3-2-6.しるし株式会社

HP:https://shirushi-bxo.com/

元Amazon社員や薬機法管理者などをはじめ、精鋭でお客さまの売上・粗利アップやブラント価値の成長を集中的にサポートしています。
Amazon運用における課題のひとつである「転売」に対しては、独自ツールを活用した対策を実施し、即時対応できる体制を整えています。

社名しるし株式会社
対応範囲ECサイトの立ち上げから転売対策まで
費用月額売上に応じた完全成果報酬(支援内容により応相談)
特徴特許取得の独自ツールを活用し転売対策を実施
公式サイトhttps://shirushi-bxo.com/

3-2-7.株式会社いつも

HP:https://itsumo365.co.jp/

10年以上で11,000件以上対応という実績があり、大企業・中小企業含めて多様なクライアントに対応してきた企業です。
ECコンサルティングという市場を生み出した企業といっても過言ではないでしょう。
2020年に東証マザーズ(現グロース市場)に上場しているため、会社自体の信頼感を重視する方は利用を検討してもいいでしょう。

社名株式会社いつも
対応範囲ECサイトの立ち上げから物流まで
費用月額15万円~
特徴圧倒的な実績と上場企業ならではの信頼感
公式サイトhttps://itsumo365.co.jp/

3-2-8.トゥルーコンサルティング株式会社

HP:https://www.top1-consulting.com

Amazonに特化した独自のシステム管理を活かし、運用代行・コンサルティングで成功したジャンル・カテゴリー200以上。
商品粗利や人件費等を考慮しクライアントが利益の出るサービスを提供しています。

社名トゥルーコンサルティング株式会社
対応範囲ECサイトの立ち上げから販売戦略まで
費用月額6万円~
特徴価格競争をしないAmazon戦略
公式サイトhttps://www.top1-consulting.com/

3-2-9.Finner株式会社

HP:https://finner.co.jp/

データに基づいた、感覚に頼らない「洞察力」と消費者の「購買意欲を掻き立てる」マーケティング施策を強みとしています。
パッケージではなく業務範囲を選択できるため、費用を柔軟に調整可能です。

社名Finner株式会社
対応範囲ECサイトの立ち上げから販促まで
費用業務範囲に応じてカスタマイズ
特徴代表が全ての案件に対して担当/ディレクションを直接実施
公式サイトhttps://finner.co.jp/

3-2-10.株式会社そばに

HP:https://sobani.co.jp/

Amazon専門の運用代行・コンサルティング会社です。
10年間Amazonで勝ち続けてきた方法論を元に、Amazon販売を最短最速で成功に導きます。

社名株式会社そばに
対応範囲ECサイトの立ち上げから越境支援まで
費用支援内容により応相談
特徴Amazon専門の運用代行・コンサルティング会社
公式サイトhttps://sobani.co.jp/

3-2-11.株式会社Wacworks

HP:https://wac-works-ec.jp/

ECモール全般に特化した運用代行・コンサルティング会社です。
過去数百社以上をコンサルしてきた代表が、案件に合わせた適任のコンサルタントをアサインします。

社名株式会社Wacworks
対応範囲ECサイト立ち上げから販促まで
費用業務範囲に応じてカスタマイズ
特徴ECモール全般に特化したコンサルティング・運用代行会社
公式サイトhttps://wac-works-ec.jp/

3-2-12.株式会社withwork

HP:https://withwork.co.jp/

東証プライム上場企業「クロス・マーケティンググループ」のグループ企業です。
クライアント企業の多様な要望に応えるため、世界10ヵ国、20拠点以上にまでグローバル展開しています。

社名株式会社withwork
対応範囲ECサイト運用・SNS運用・カスタマーセンター運用
費用業務範囲に応じてカスタマイズ
特徴SNS運用支援を中心に、ECモール全般の運用代行~カスタマー対応まで対応
公式サイトhttps://withwork.co.jp/

3-2-13.株式株式会社My Station

HP:https://mystation.co.jp/

ECモールの専門チームが売上が上がる店舗運営を代行します。
クライアントの事業がスケールするよう様々な弊社のプロフェッショナルと併走します。

社名株式株式会社My Station
対応範囲ECサイト立ち上げから販促まで
費用月額15万円~
特徴大手ECモールの運営代行専門チーム
公式サイトhttps://mystation.co.jp/

3-2-14.NE株式会社

HP:https://consulting.ne-inc.jp/

多店舗管理ツールNEXT ENGINEを提供する会社のコンサルティング事業部です。
無料でお試し、1ヶ月単位のご契約が可能です。

社名NE株式会社
対応範囲ECサイト立ち上げから販促まで
費用月額7.5万円~
特徴多店舗管理ツールNEXT ENGINEを提供する会社のコンサルティング事業部
公式サイトhttps://consulting.ne-inc.jp/

3-2-15.株式会社サイバーレコード

HP:https://www.cyber-records.co.jp/

2008年に熊本で誕生したEC×地域支援の会社です。
EC運用代行の他、ふるさと納税支援事業も行っています。

社名株式会社サイバーレコード
対応範囲ECサイト立ち上げから越境支援まで
費用業務範囲に応じてカスタマイズ
特徴300社以上の運営実績
公式サイトhttps://www.cyber-records.co.jp/

4. Amazon運用代行会社に依頼するメリット

Amazon運用代行事業を行なっている弊社だからこそわかる、Amazonの運用代行会社に依頼するメリットは大きく2点です。
外注業者に依頼した経験や人を雇った経験がある方にしか伝わらない可能性がありますが、真のメリットはここにあります。
同じ失敗を繰り返さないよう、参考にしていただけると幸いです。

4-1. 売上拡大のノウハウや最新情報のキャッチアップ

Amazonの運用代行会社が持つ、専門的なノウハウや経験を活用することで効率的な売上アップが見込めます。
例えば、キーワードの対策方法や広告運用のノウハウ、価格戦略に加えて、多くのD2C事業者様がお悩みに持たれているカート取得・転売対策など、専門的なノウハウを持っているからこそ対策できることが多いです。

また、Amazonではルールやアルゴリズムが日々変化します。
弊社でもこれに対応するべく、情報収集や対策、さらにはタイムセールの運用にも対応しています。
常に最新情報を踏まえ、効率的な運用が実現できます。

4-2. Amazon人材を雇うより効率が良い

本記事で紹介した通り、30~40万円程度コストがかかるケースが多いです。ただこの費用は正社員を雇うよりも安いケースがほとんどです。
Amazonの運用には、AmazonのノウハウとPhotoshop、Illastraterなどを使用したデザインスキル、HTMLなどのコーディングスキル、など必要な能力が多岐に渡ります。つまり、Amazonの運用を実施しようとすると、少なくとも2~3人は必要になります
2~3人を雇うとなると、社会保険料を含めると月額100万円は必要になってきます。
それがAmazon運用代行事業者に依頼すれば月額30万円程度で済むのですから、かなりコストを抑えることができます。

5. Amazon運用代行会社の選び方・ポイント

Amazon運用代行事業者選びで失敗しないための3つのポイントを以下でご紹介します。

5-1. Amazon運用代行の業務範囲

契約金額のみで運用代行会社を選んでしまうと、いざ運用が始まった際に「思ってたのと違った」と感じるということを多く聞くことが多いです。

このようなことが起こらないように、業務範囲については契約前にしっかり確認することをおすすめします。

例えば、月額15万円と相場より安いと感じたとしても、実際には広告運用のみであったり、広告の中でもスポンサープロダクト広告のみで他メニューは対象外など、実施に運用してほしい業務すべてを任せられないケースが多々あります。

商品登録・SEO対策・クリエイティブ改修・広告運用・タイムセール対策など一貫して対応する場合は、月額40万円を超えてくることもありますが、どの業務を運用代行してほしいかを明確にし、それを依頼できる会社を探すことをおすすめします。

5-2. 担当者がAmazon運用代行に特化しているか

運用代行事業者の利用を検討している時点で、もしAmazonのみへの出店を検討している場合はAmazonに特化したコンサル会社を選ぶと良いでしょう。

上記に加え、実際の担当者がAmazonの運用代行を任せられる人材かも合わせて確認することをおすすめします。
多くの運用代行会社で、営業と担当者が異なるというケースが多く、実際に依頼してみたら新人が担当だったというケースも珍しくありません。

弊社ではご契約開始前に担当者・責任者との顔合わせなども行っており、ご契約後も安心してお任せいただける体制を整えています。
運用代行も費用が安く収まることも多くないと思いますので、こういった体制を整えている会社を選択すると良いでしょう。

5-3. Amazon運営代行について具体的な過去の実績を記載している

過去の実績有無は会社を信頼できるかどうかを判断する要素となります。
具体的な取引実績や受賞経歴、クライアントの感想を自社HPに記載している企業を選ぶと良いでしょう。
特に、Amazonにて過去に対応した件数や売上拡大率などに具体的な数字を入れている企業は信頼できると言えます。

6. Amazon運用代行会社の主な業務例

Amazon運用代行で主に依頼できる業務一覧は以下の通りです。

  1. ASIN申請対応
  2. 商品画像・A+の制作
  3. 商品登録
  4. ページの最適化
  5. SEO対策
  6. 競合分析
  7. 売上分析
  8. 効果測定
  9. カスタマーサポート
  10. 広告運用 他

商品出品関連から出品後のマーケティング支援まで幅広く代行可能な会社が多いです。
Amazonの検索結果における自社商品の順位を上げることでアクセス数を増やしたり、商品ページを見た人に買ってもらえる確率を上げることをプロに任せることで、売上を上げやすくなります。

7. Amazon運用代行会社の料金体系

7-1. 成果報酬型(固定報酬+成果報酬含む)

成果報酬型は、Amazonでの売上や利益に応じて運用代行費が変動する料金体系の会社です。
売上が上がれば支払う費用も高くなり、売上が減った場合には支払う費用は少なくなります。

売上に応じて費用が変動するため、担当者のやる気が高いケースが多く、売上拡大しやすいことが多いです。
一方で、売上に応じて費用が変動するため、予算計画が立てづらかったり、売上が想定以上に伸びた月は費用が高くなってしまうことがあります。

早期の売上拡大を目指したい事業者様におすすめの費用形態となっていますが、予算計画をしっかりしたい事業者様は次に紹介する固定報酬型の会社を選ぶと良いでしょう。

7-2. 固定報酬型

固定報酬型は、月額や年額といった固定費用を支払う料金体系の会社です。

成果報酬型でもお伝えした通り、予算計画を立てやすいことがポイントとなります。
一方で、年間契約など契約期間が長い場合は、あまりやる気のない担当者が斡旋されるリスクもあり、思った以上に売上が伸びないというケースもあります。

固定報酬型の会社に依頼する際は、事前に担当者の確認もしっかりすると良いでしょう。

8. Amazon運用代行導入後の社内組織・体制整理

8-1. 運用代行導入直後に求められる社内の役割整理

運用代行を導入した直後は、社内・代行会社の双方で役割分担を明確にしておかないと、コミュニケーション不足や手戻りが発生しやすくなります。
導入初期の整理こそが、後のスムーズな協業体制をつくる基盤になります。

導入後のトラブルで多いのが「どこまで代行会社に任せて良いのかが曖昧」というケースです。
例えば広告運用と商品ページ改善は代行が担当し、在庫管理とブランド企画は自社が担当するといった分担ルールを明確化する必要があります。
また、社内側に“Amazon担当者”を必ず設定し、代行会社との窓口として情報の受け渡しや意思決定を行うことで、成果までのスピードが大きく変わってきます。

8-2. 並行運用フェーズの活用で移行リスクを最小化

完全に運用を任せる前に、一定期間は社内と代行会社が並行して業務を行う『移行フェーズ』を設けることで、リスクを抑えながら外部運用へ移行できます。
特に運用方法やクオリティの差異や情報共有不足の防止に有効です。

9. Amazon運用代行会社とのKPI(目標)設計と報告体制

9-1. フェーズ別に設定すべき主要KPI

運用代行会社をうまく活用するためには、事前に明確なKPIを設計し、代行会社と共通認識を持つことが欠かせません。
特にフェーズごとに注力すべき指標を定義することで、運用方針がブレにくくなります。

立ち上げ期は「カート獲得率」「レビュー集積」、成長期は「売上・ROAS」、安定期は「利益率・在庫回転率」など、フェーズによって重視すべき指標が異なります。
運用代行会社とのKPI設定では指標だけでなく、目標値・スケジュール・評価方法等を明確にしておく必要があり、これを明確にしておくことで報告の曖昧さを防ぎ、成果の責任範囲を明確化することができます。

9-2. 定例報告会と改善提案を軸とした運用サイクルづくり

KPIが決まった後は、定例報告会や改善提案の頻度・形式を整えることで、改善のPDCAが回りやすくなります。
運用の透明性を確保するためには、報告体制の設計が不可欠です。

月次報告では「売上推移・広告指標・改善施策の効果」などを共有し、課題がある場合は運用代行会社から具体的な改善策を提示してもらう運用が理想です。
弊社では隔週、もしくは週次ミーティングを設ける場合が多く、売上異常や在庫不足などの突発事案にも迅速に対応しております。
また、運用代行会社に依頼することで報告資料のフォーマットを統一することができ、社内共有が容易になることで、改善スピードが向上した例などもあります。

10. 中小ブランド/D2Cに特化したAmazon運用代行会社活用の成功パターンと失敗回避ポイント

10-1. 少数SKUでも成功できる運用戦略

中小ブランドやD2Cでは、大手企業のような大量SKU展開が難しいケースも多く、SKU構成に合わせた運用戦略が求められます。
まずは勝ち筋となる商品を確立し、段階的に売上を伸ばす体制を整える必要があります。

少数SKUで成果を出すには、1SKUごとにページ改善・広告運用・在庫調整を細かく行い、改善サイクルを高速に回すことが効果的です。
また、SNSや自社ECとの連動を含めたブランド全体の訴求をAmazonに反映させることで、D2Cらしいブランド価値を維持しながら売上を伸ばすことができます。

10-2. 小規模事業者が陥りやすい落とし穴と回避策

中小ブランドでは、運用経験が少ないまま代行会社に丸投げしてしまい、運用品質のチェックができず失敗につながるケースもあります。
よくある落とし穴を理解しておくことで、トラブルを未然に防げます。

丸投げしてしまうと、ページ内容の意図とブランド世界観がズレるなどの問題が起きやすいため、最低限の運用理解は社内で持っておく必要があります。
また、短期の成果を狙って過剰な値引きや広告投下を行うと、ブランド価値の毀損や利益率低下に直結します。
代行会社には「価格方針」「広告活用ルール」「レビュー取得方針」などを事前に共有し、長期的な視点で改善してもらう体制を整えることが重要です。

11. Amazon運用代行事業者についてまとめ

Amazon運用代行事業者について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
商品ページ作成や販促施策の実施などAmazon運用業務をプロに委託することができます。
運用は自社で行う場合でも、コンサルティング会社を利用するとAmazon運用の戦略を検討してもらえます。運用代行を活用する目的を明確にし、最適な企業を探してみましょう。

ProteinumはECサイトの支援実績多数です。ぜひお気軽にお問合せください。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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