楽天市場の広告を理解できる!広告別の特徴は?

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楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。
はじめに
今回は楽天市場の広告についてまとめていきます。
筆者は楽天市場のECコンサルタントとして長年店舗さんの広告運用をしてきた経験がございますので、情報漏洩にあたらない範囲で有益な情報を共有していけたらと思います。
「ECCに提案されるままに広告を使ってしまう」という状況にならないように、ご自身でしっかり全体像を把握した上で、効率的に広告を活用していきましょう。
楽天市場の広告の全体像
まず、最初に楽天市場の広告の全体像を整理してみます。
正直な話、楽天内部の人間でも把握しきれないくらいの広告がありますし、毎年(毎月?)どんどん変わっていくので、個々の広告の種類を把握する前に、一旦全体像を整理しましょう。
- 楽天市場内広告
- 運用系広告
- バナー系広告
- その他広告
- 楽天市場外広告
まず、楽天市場の中に広告を出すか、楽天市場の外に広告を出すか、で大きく二つに分けられます。
楽天市場内の広告は、いわゆる運用系広告(RPP広告、クーポンアドバンス広告、CPA広告など)と、通常時やイベント時のメインとなるバナー系広告などが主なものになります。
それに対して楽天市場外の広告は、リンク先を楽天市場内の商品にして、グーグルやヤフーのリスティング広告に露出したり、フェイスブックやインスタなどに露出することが可能となります。
楽天市場内広告

運用系広告
大きくRPP広告とクーポンアドバンス広告がメインとなります。
あとはCPA広告というものもあり、こちらは購入金額の20%(税抜)が広告費となるもので、ROAS(売上÷広告費)が500%保証なので、条件としてはかなり良いです。
ただ、それほど消化されない(目安としては月商の1%以下)ので、サブ的に使うイメージで良いかなと思います。
RPP広告については以下詳細をご確認ください。

メインの露出先としては、楽天市場で検索をした際、検索結果上部に掲載される広告になります。表示された商品は、商品名の横に[PR]と表示されます。
ユーザーに最適な商品が自動配信されるため、運用不可が小さいことが大きなメリットとなります。
また、自然検索での順位を上げるためにも基本的には必ず使用した方がいいです。
(指定キーワード経由での転換率や購入件数がそのまま検索順位に直結します。)
クーポンアドバンス広告

自社商品に興味を持ちそうな潜在ユーザーに対してクーポンが表示される広告です。
主な露出面は検索結果の上部と、楽天のトップページにも掲載されます。お客様が興味を持ち、クーポンをクリックすると、クーポンの獲得と同時に、商品ページへ移動する使用です。
(この時点でクーポン獲得単価として、費用が発生)
バナー系広告


バナー系広告は無数にありますが、大きくイベント広告、タイムセール広告、ニュース系広告の三種類に分類されます。
イベント広告は、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどの定例イベント時の広告になり、タイムセール系、クーポン系、ジャンル特化型など、複数タイプの広告枠が存在します。
通常枠でのタイムセール広告は、楽天市場トップに掲載される24時間タイムセール広告が主なものとなります。
掲載位置によりますが、基本的には10%以上の値引き商品が日替わりで掲載される仕様となっています。
ニュース系広告は、楽天市場会員に配信されるメール広告(最大で300万通配信)です。
上部枠及び件名枠(メールの件名に貴社名を掲載可能)はリアルタイムで総合ランキングを狙えるほど瞬間的な売上を立てやすいのが特徴です。
また、上記以外にも様々な広告が存在します。
筆者のオススメとしては、楽天のトップページに掲載される広告が比較的費用対効果が高いと考えています。
枠単価も少し高額となりますが、しっかりアクセスをとることが可能となります。
楽天市場外広告
主なものは、冒頭でご説明した通り、グーグルやヤフー上でのリスティング広告(楽天で言うSEM広告)や、SNS上に掲載可能な広告(楽天で言うVIKI広告)などがあります。
特徴としては、楽天内と楽天外のデータを掛け合わせてターゲティングできるため、しっかりセグメントを切って配信したい場合は有効な手段となります。
楽天市場広告まとめ
今回は楽天市場に関する広告についてまとめてみました。
広告の特徴は大枠分かっているけれど、実際にどの広告が自社に合うのかが分からない、というケースが非常に多いです。
もちろんそもそもアクセスが入らない広告は論外ですが、多少商材によって合う合わないがございますので、広告選定にお悩みの方は是非弊社までご相談頂ければと思います。
貴社に合った最適な広告をご提案させて頂くとともに、しっかり効果検証までお付き合いさせていただきます。

株式会社Proteinum 代表取締役
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