楽天市場の定期購入とは?概要や活用方法について徹底解説!

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楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。

【記事の対象となる方】

  • 楽天市場で定期的にユーザーに購入してもらいたい方
  • 楽天市場での利益率を上げたいと考えている方
  • 楽天市場での定期購入を実施したいと考えている方

楽天市場でお買い物をしていると、定期購入するボタンが出てきたりするのを見たことがある、という方はいらっしゃいますでしょうか?amazonなどでも定期購入を進めてくる商品があると思います。楽天市場にも実は同様の機能があります。この記事では、定期購入とはどのような機能か?というところから、どうすれば実施できるのか?さらにどのように活用するとより効果的なのか?という部分まで説明していきます。ぜひ参考にしていただき、より利益率の高い体制を構築していきましょう。

楽天市場 定期購入とは

「定期購入」とは、一度購入をすると定期的に購入が続く販売方法です。
オプションサービスとなっており、発生する料金は以下の通りです。

  • 月額5,000円(税別)
  • 定期購入経由の売上に対する手数料2%

購入間隔は以下の選択肢からユーザーが選べます。

  • 最短5日から、最長3ヶ月に1回の選択が可能

1ヶ月に1回の購入が一般的ですが、商品の使用頻度や量によって使い分けましょう。基本的にユーザーが解約をしない限り自動更新が続きます。定期的に購入していただける分、販促費を抑えることができるため、初回購入時に割引を行うなど特典を提供することが多いです。

楽天市場 定期購入を実施するには

定期購入の設定方法

RMSから申請する
定期購入はオプションサービスのため、RMSより申請する必要があります。
RMS内「店舗様向け情報・サービス>オプション機能利用申込・解約>定期購入・頒布会購入」から申請しましょう。

定期購入設定
定期購入申し込み

前述しましたが、必要な費用は下記の通りです。

  • 月額5,000円(税別)
  • 定期購入経由の売上に対する2%の手数料

定期商品ページを登録する
RMS内「店舗設定>商品登録・更新>商品ページ設定>定期購入商品登録」から登録してください。

初回価格(1回目の価格)と販売価格(2回目以降の価格)を分けて登録できる

まずは試してもらえなければ意味がないため、初回購入のハードルをなるべく下げましょう。リピート率が高い商品の場合、初回50%OFFなどの設定も珍しくありません。
2回目以降の価格は、通常商品と比べて「5%」程度でも良いので下げるとよいでしょう。

楽天市場 定期購入の活用方法とは?

定期購入のアプローチ方法

ユーザーに定期購入をしてもらうための一般的なアプローチは「まずは、お手頃価格で初回に試してもらい、気に入ってもらえればそのまま継続してもらう」方法です。まずは試してもらうことを重視してください。試してもらえれば大きな効果が期待できます。2回目購入以降から販促費をかける必要がないため、過去の継続率から、初回でどのぐらいの割引が可能か、検討して、できるだけ初回購入のハードルを下げましょう。

定期購入を増やす具体的施策
アンファー定期購入説明

定期購入の仕組みをわかりやすく伝える
楽天市場のユーザーでも、定期購入の仕組みを理解できていない方は多いです。そこで、「どういう仕組なのか」「どういうメリットがあるのか」をしっかり伝えて、安心して定期購入を選んでもらえるよう、定期購入を説明するページを作成して、(サイド)バナーからリンクを貼りましょう。

定期商品説明のバナーを表示する
通常の商品ページにも、定期購入のメリットを訴求する紹介バナーを作り、定期商品のページへリンクを貼りましょう。

参考例(https://item.rakuten.co.jp/angfa/c/0000000187/#page_top)

メールマガジンで定期購入を促進
ユーザーの手元に商品が届いてから、商品を使い切るタイミングでメルマガで定期購入を促進すると、通常よりもCVRが高くなる傾向にあります。

楽天市場 定期購入のメリット・デメリット

定期購入のメリット

売上が安定するため売上計画が立てやすくなる

通常購入と比較し、定期購入ですと競合が出てきたとしても乗り換えづらくなります。
また、販売件数を予測できるようになるので、売上計画が安定します。

店舗への認知度が上がる

楽天市場のヘビーユーザーの特徴として、商品単体ではなく店舗から買う、という傾向があります。
定期購入してくれたユーザーに合わせ、
商品ページ内・メルマガ・LINE(R-SNS)等で他の商品のクロスセルも狙えます。
何よりLTVの向上に繋がります。

リピート率が上がりやすい

売上を考えるうえで重要要素として「リピート率」「リピートの獲得」がありますが、定期購入が解決策の一つとなります。
ユーザーが解約しない限り継続的に注文されるので、通常購入よりもリピート率が高くなります。

定期購入のデメリット

在庫調整に留意が必要

定期購入は解約されない限り注文が継続するので、急遽在庫がなくなったとしても定期購入ユーザーの注文を止めることはできません。
これまでに申し込まれている分の注文は自動的に上がってくるので対応が必要です。
商品が届かないとユーザーも離れていきやすくなるため、特に定期購入商材に関しては在庫の管理を徹底しましょう。

ランキングを獲得しづらい

楽天ランキングをみると、基本的には通常商品がランクインしていることが多いです。
半額等の強めな施策を実施した商品であったり、常時人気商品であったり等、ランキングに載る理由は様々ですが、
定期購入商品は定期的に売上を積み上げていく施策なので、ランキング獲得には向きません。

楽天市場 定期購入に向いている商材

基本的にはリピート率が高い商品、毎日使うような生活必需品で活用するのがおすすめです。
例えば、

  • 化粧品
  • サプリメント
  • 食品
  • ドリンク

などです。
最近では特に食品ジャンルにおいてコロナ需要もあり、「お弁当」や「生野菜」などの定期購入も増加傾向にあります。

化粧品のECについては、下記記事を参考にしてください。

楽天市場 定期購入の注意点

ポイント設定を途中で変更できない

定期商品も通常商品と同様にポイント設定をすることができますが、注意点があります。最初に購入された際のポイント設定が、2回目以降もずっと続きます。例えば最初にポイント10倍で販売すると、2回目以降も毎回ポイント10倍となります。
定期商品のポイント設定を後から変更しても、既に購入済みのユーザーには適用されません。

ユーザー購入時にクーポンが使えない

定期商品にクーポンを適用することはできません。ショップ全体でクーポン施策を実施する場合、定期商品が対象外になることにご注意下さい。

ユーザー購入時に楽天ポイントが使えない

どちらかというとユーザー側のデメリットですが、定期商品に楽天ポイントを利用して購入することはできません。

楽天の定期購入について2024年にリリースされる事項

表示内容の改善(4Q予定)

サーチの検索結果の商品の画面に通常購入の価格と定期購入の価格を並べて表示することで、通常購入と定期購入で買った場合の価格を簡単に比較することができるようになるようです。
また商品ページでは通常購入と定期購入の価格を表示して購入直前に選べるようにすることで、定期購入のお得さをユーザーに訴求できる仕様となる予定です。

また申込履歴では、定期購入した商品が次にいつ届くのかをスマートフォンでも確認することができるようになるようです。

終わりに

ここまで定期購入の説明をしてきましたが、いかがでしょうか?
ぜひ最大限活用して、利益率を高く保ちましょう!
もし不明点等ありましたら、下記フォームよりお問い合わせください。
また、弊社では楽天などのECショップの運営代行を行っていますので、それについてのご質問もお気軽にいただければと思います。

Writer米沢 洋平

株式会社Proteinum 代表取締役

大学卒業後、楽天株式会社に入社。 初期配属は東北エリアグループにて、牛タンやりんごなどの東北の名産品の販売支援に従事。 その他、アパレル業界を専門として、大手企業を中心に各種ECコンサルティング活動に従事 (のべ担当店舗数700以上)。楽天を卒業後、経営コンサルタントの道へ進み、小売企業を中心に様々な業界において経営コンサルティング業務に従事(事業戦略策定、実行支援、EC戦略策定等)その後、株式会社Proteinumを創業。”EC業界にとってなくてはならない存在に”をミッションに、現在は自社ブランドの立ち上げとクライアントのEC事業の支援に従事。

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